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【健康寿命をのばそう】“健口“寿命から目指す健康寿命の延伸

2019.12.10

兵庫県健康増進課は、これまで県下の健康福祉事務所に配属をしていた歯科衛生士を、今年4月から県庁に集結させ、新体制をスタートさせた。健康寿命の延伸をスローガンに掲げる同県が推進する、歯科保健対策のライフステージ別の取組みについて取材した。

大学と連携し健診を実施
思春期から青年期にかけては、進学や就職による環境変化に伴い、むし歯や歯周病のリスクが高まるという。県内の5大学の希望者を対象に歯科健診並びに歯科保健指導を実施。高校卒業以降の歯科健診は義務付けられていないため、大学と連携した取組みは全国的にも珍しい。事後アンケートでは学生の口腔衛生に対する意識の向上が見られ、満足度も94.6%と反響が大きかった。今後は見た目を重視する若年層のニーズに合わせ、就職活動生を対象にした啓発も展開していきたいとの思いがある。

妊婦歯科健診受診率UPへ
産婦の中には、この時期に歯の健康状態が悪くなるのは仕方がないことだと諦めてしまっている人が多く、兵庫県でも妊婦歯科健診率が昨年度の25%から今年度22%へと低下しているのが課題だという。今後も産科学会との連携や助産師を対象とした研修会の実施、妊産婦だけでなく幼児期における口腔健康管理をはかりたいと考えている。

医・歯・介連携で肺炎予防
嚥性肺炎は、汚れた口の中の細菌などが肺に入ることで起こる肺炎で、特に65歳以上の深刻な死因である。病院・施設・在宅における予防に向けて、北播磨圏域の5市町をモデル市町とし、医科・歯科・介護連携による予防事業や医療職・介護職向け肺炎予防口腔ケアの実践研修会を開催。「病院・施設・在宅で切れ目のない口腔ケアが行えるように」と担当者。訪問歯科診療の利用が可能だという。

県で実施している口腔ケアの様子。高齢者や障がいのある方へのサポート体制の整備に力を注ぐ。

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