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-吹田市- EXPO’70パビリオン別館がオープン 初代「黄金の顔」31年ぶりに常設展示

2023.09.04
式典時の様子。吉村洋文知事や吹田市の後藤圭二市長、茨木市の福岡洋一市長、NMB48のメンバーらが参加した。

 

大阪万博当時、太陽の塔の頭部に設置されていた「黄金の顔(直径10.6m)」。

万博記念公園に、新施設「EXPO’70パビリオン別館」がオープン。「1970年大阪万博50周年記念事業」の一環として大阪府が企画した施設で、大阪万博に関連した資料約300点を展示する。館内は5つのテーマ展示で構成されており、本館とは連絡通路でつながっている。

展示資料の目玉の一つ、太陽の塔の初代「黄金の顔」は、直径10.6m。1970年の大阪万博開催時に太陽の塔に掲げられたもので、1992年の塔改修工事で腐敗を防ぐため取り外されて以来、倉庫で保管されてきた。新設された「EXPO’70パビリオン別館」では、1、2階両フロアから「黄金の顔」を間近で観覧できる。

そのほか、大阪万博の映像や音声を体験できる「EXPO’70体感ギャラリー」、パビリオンで着用されたユニフォームの復元や来館記念スタンプの展示など、館内には大阪万博の会場を臨場感をもって楽しめる展示がある。

大阪万博を彩った、当時最先端のデザインのユニフォーム。

8月に開催された施設のオープニング記念式典には、大阪府の吉村洋文知事、吹田市の後藤圭二市長、茨木市の福岡洋一市長らも出席。吉村知事は、「1970年万博開催当時のエネルギーを肌で感じてほしい。また、このエネルギーを2025年万博にもつなげていきたい。」と語った。

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