阪急電鉄が、2031年に新大阪〜関西国際空港の直通運行へ。JR西日本と南海電鉄に乗り入れ
2023.09.10
阪急電鉄は、「なにわ筋線」が2031年に開業するのに合わせ、新大阪駅と関西国際空港を直接結ぶ列車の運行を検討していると発表した。現在、同社は大阪駅地下ホーム(うめきた新駅)から十三駅を結ぶ新線「なにわ筋連絡線(仮称)」と、十三駅から新大阪駅を結ぶ新線「新大阪連絡線(仮称)」の2路線を計画しており、2031年開業を目標としている。
関西国際空港への直通運行は、この2つの連絡線を経由し、南海電気鉄道とJR西日本の双方の路線、またはいずれかに乗り入れる形で進めていく方針だ。列車については予約不要な急行を想定しているという。
大阪市中心部を南北に貫く「なにわ筋線」が完成することで、JRのうめきた新駅と難波駅や南海の新今宮駅などを結ぶことで、関西国際空港や新大阪駅へのアクセス性の向上が期待されている。
「なにわ筋連絡線」は、JR西日本の大阪駅地下ホーム(うめきた新駅)から北西に分岐し、阪急3線に沿って淀川を渡り十三駅へつながる路線で、完全地下路線で計画されている。「新大阪連絡線」は、十三駅から宝塚線に沿って北上し、山陽新幹線の交差部付近で右折。新幹線の北側を並行して新大阪駅へと向かう路線で、こちらも完全地下路線で計画されている。
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