地域情報紙「City Life」が発信する地域密着のニュースサイト

【健康寿命をのばそう】内側から整えるピラティスで痛みを繰り返さない体づくり

2019.12.19

アスリートもやっている「ピラティス」とは?
膝や足腰などに出る体の慢性的な痛みは、病院に通ったり湿布を貼ったりすると一時的には和らぐが、すぐに再発してなかなか完治しないことが多い。こうした、日常的に抱える痛みに、「正しい動き」でアプローチするのがピラティス。ピラティスは、呼吸をしながら体を正しく動かすことで骨や内側の筋肉を整える、理学療法に基づくエクササイズ。15年ほど前に欧米から日本に伝わり、基本のトレーニングとして取り入れているアスリートも多いという。

筋肉と骨を整えて正しい姿勢と動きへ
ピラティスは、外側の筋肉を鍛えるハードな筋トレとは異なり、呼吸をしながらゆっくりとした動きで内側の筋肉を整える。西宮のピラティススタジオ「PAS A PAS」のトレーナー苅田さんは「姿勢や日常動作の癖によって、筋肉のつき方のバランスが崩れたり、骨の位置が歪んだりします。すると、体の使い方も悪くなり、無理が生じます。特に、高齢になると筋力が落ちて体を支えきれなくなり、関節も硬くなるので、痛みが出やすくなります。体は、脳からの指令で動くので、何回もトレーニングして学習することで、脳が体の正しい使い方を覚え、意識しなくてもできるようになります。すると、筋肉や骨のバランスが整っていき、痛みの出にくい体になりますよ」と話す。

 同スタジオには、20~80代と幅広い世代が通う。体を動かすことに慣れていない人でも、日常の動きに運動を取り入れるところからスタートするのでシニア世代からも人気が高いピラティス。週に一度、一時間通うだけで姿勢がよくなり、痛みが和らぐなどの変化が出る人が多いという。ピラティスへの期待が高まる。

写真は1年前から同スタジオに通い始めた黒田さん夫妻。一男さん(62才)は立ち仕事が多く、慢性的な足の痛みに悩んでいたが「ずいぶん楽になりました」と話す。

ピラティススタジオPAS A PAS パザパ

住所
西宮市馬場町2-23 ワークヒルズ401
電話番号
0798-39-7085
HP

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。