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マスターズ甲子園2019 PL学園が再び甲子園に

2019.12.02

「マスターズ甲子園2019」が11 月9・10日に阪神甲子園球場で開催された。各地区の予選を勝ち抜いた16チームが熱戦を繰り広げた。今大会の注目は、1985年高校野球選手権夏の決勝以来の甲子園出場となるPL学園高校OB。34年ぶりに高校野球の聖地・甲子園にあのPL学園が帰ってきた!

大阪代表としてマスターズ甲子園初出 場を果たしたPL学園高校OB。高校時 代は5季連続出場、2度の全国制覇を成 し遂げ、その後はプロ野球・読売ジャイア ンツでも活躍した桑田真澄さんがOB会 長としてチームを引っ張る。群馬県代表、 利根商業OBとの試合では4回に登板。重心が低く柔らかいピッチングフォームは 現役時代と変わらなかった。「50歳を過 ぎて五十肩もあって思うように動かない」 と苦笑いながら「気持ちは高校生のつも り」と120キロを超えるストレートと桑田投 手の代名詞、カーブも投じる堂々のピッチ ングで1イニングを2安打無失点に抑えた。 その後はショートの守備につき、打っては ライトオーバーのタイムリーを放つ活躍で、 チームは5-1で勝利した。試合後、PL学 園を春夏通算6回の優勝に導いた名将・ 中村順司総監督は「甲子園はやはり聖地ですね。このユニフォームを着て戦えたことがうれしい。選手たちも応援のみな さんも一体になって久しぶりに盛り上がり ましたね」と笑顔。

また、この日は3塁側内野席にPL学園 名物の人文字応援も復活した。全国から OBや一般参加者630人が集まり”PL”の 人文字を作り、カラーボードを使っての応 援を繰り広げた。さらにブラスバンドやチ アリーダーなどの応援も含めると1,400人 となる大応援団が選手たちを後押し。PL の応援歌「ヴィクトリー」「ウイニング」が 流れると「懐かしい。これを聴くとKKコンビが活躍した頃のPLを思い出すね」と涙 するファンも。硬式野球部は2016年を最 後に活動休止している。OB会は復部へ の話し合いを続けており、マスターズ甲子 園出場は後輩たちへのエールになるだ ろう。桑田OB会長も「15歳で初めてここ でプレーして、この球場に育ててもらった。 次の世代につなげていけたら」と話した。

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