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-箕面市- 北大阪急行延伸線が3月23日に開業 祝賀イベントを23(土)・24(日)に開催

2024.02.29
箕面船場阪大前駅周辺のイメージ。新御堂筋をまたぐ歩行デッキや、
芝生やベンチのある、憩いと交流の場とする駅前広場ができる。

 

構想から半世紀、ついに3月23日(土)、北大阪急行の延伸線(千里中央〜箕面萱野駅)が開業する。同日と翌日には開業を祝うイベントが2つの新駅で開催され、この2日間は祝賀ムードで盛り上がりそうだ。

阪急電鉄や大阪府などが出資する第三セクターの北大阪急行電鉄は、現在の北側の終点である千里中央駅から約2.5キロ延伸し、「箕面船場阪大前駅」と「箕面萱野駅」の2つの駅を開業させる。同社は、この延伸に伴う新たなダイヤを公表し、始発列車の1本を除くすべての列車を箕面萱野駅を発着駅とし、すべての列車で大阪メトロ御堂筋線と直通運転をする。これにより、箕面萱野駅から新大阪駅まで最速で19分、梅田駅まで最速で25分で結ぶことになり、箕面市から中心部へのアクセスが向上する。

また、北大阪急行の延伸に伴って、阪急バスは、延伸区間と並行して走るバスの路線を減便する一方で、これまで少なかった箕面市内を東西に走る路線を新設すると発表した。阪急バスは箕面市内の各地域から大阪中心部へのアクセス強化を図ることで、マイカーからの転換を促して利用者の増加を狙う。

2駅の開業で経済波及効果 年間614億円の見込み

「箕面船場阪大前駅」周辺の東エリアでは、客席数1401席となる箕面市立文化芸能劇場や大阪大学が指定管理者として運営する蔵書数約71万冊の箕面市立船場図書館などがすでに開館し、今後同地区では、箕面市立病院の移転や健康寿命の延伸拠点となる(仮称)関西スポーツ科学・ヘルスケア総合センターのほか、高層マンションが建設されるなど、都市機能の進化が続く。また、「箕面萱野駅」周辺は商業集積地区の一つとなっており、バスターミナルやタクシー乗り場を備えた駅前広場、物販や飲食施設が入る駅ビルが建設される。

箕面市によると二つの新駅には1日に約4万5000人が乗降すると予測。駅前整備や周辺の利便性の向上により人口が約4500人、事業所が約480カ所増加し、年間614億円の経済波及効果を見込むとしている。

箕面船場阪大前駅の地下3階の完成予想図。「繊維のまち」と「新しいまち」の玄関口となる駅、をコンセプトにデザインを予定している。

 

箕面市と日本郵便株式会社は、北大阪急行延伸線の開業を記念し、「北大阪急行延伸線開業記念 箕面市オリジナルフレーム切手」を販売。1シート1,330円。売り切れ次第終了となる。購入方法や詳細は箕面市や郵便局のホームページから確認できる。

※画像はすべてイメージ ※出典=箕面市ホームページ

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