【健康寿命をのばそう】健康状態を〝見える化〟 アシックスの体力測定

スポーツ用品メーカーのアシックスはこ の度、健康増進プログラム「A S I C S HEALTH CARE CHECK」の個人向 けサービスをスタートする予定。簡単な測 定で脳活年齢や、歩行年齢、体力年齢 などを評価し、健康寿命の予測ができる プログラムとして注目を集めている。

将来の健康寿命を予測
「ASICS HEALTH CARE C H E C K 」とは、同社がスポ ーツ用品メーカーとして培ってきた測定・分析などのノウハウを活用することで、健康状態のチェックや改善を図るサービス。定期健康診断と同じように年１～２回の実施で、歩行や柔軟性、ストレスチェックなど簡単なチェックを行い、「歩行能力」「体組成」「体力」「ストレス」「認知機能」を計測する。その結果を基に「歩行」「体力」「脳活」の各年齢を算出し、総合的な指数である「健全年齢」を割り出す。自分が健康でなくなる状態になるまでの期間が予測できることから、〝健康寿命を見える化できるプログラム〟として協力企業などで実証実験が進んでいる。

神戸で個人向けにもスタート
同プログラムは、２０１９年より企業 向けに実証実験を展開してい たが、年内には直営施設のあ る東京都の豊洲と神戸市で個人向けに もスタートする予定（要予約）。神戸市に ある同社直営ジム「ASICS Conditioning Station」では、すでに会員向けに提供 しており約150人が体験している。測定 後は個別の健康増進プラン（筋力トレー ニング、ストレッチなど）を提案し、健康状 態の改善を図ることも特徴のひとつ。「個人向けに拡大することで、より多くの方に体験していただき、自分の健康寿命に関心を持ってもらいたい」と同社担当者は話す。

歩行年齢の測定では、３Ｄセンサーを活用。指示された様々な歩 行を行うことで、自分の歩き方が「何歳」に相当するのかがわかる。測定はゲーム感覚で 行うものが多いので、 楽しみながら健康状 態を確認できる。

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