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-北摂- 北摂内でも対応が分かれる給食 高槻市では恒久的に無償化

2024.04.06

コロナ禍以降、多くの自治体では小中学校の給食費の負担軽減に踏み切っていた。背景には、公立の小学校、中学校において保護者が負担する学校給食費の平均月額は、小学校で4,477円、中学校で5,121円(令和3年度学校給食実施状況等調査)となり、全体的に増加傾向になっていることがある。年額にすると5~6万円となり、学校徴収金の中でも高額であることから、貧困対策や子育て支援、少子化対策として、小中学校の給食費を全額補助、または一部補助する市町村も増加していた。その費用としては、コロナ対策費の一環として国が地方公共団体に補助する「地方創生臨時交付金」を充てたため、臨時的な負担軽減が実現できていた。しかし、その臨時交付金も今年3月に期限を迎えるため、国会でもこの給食費をめぐる議論が話題になった。

そんな中、高槻市では給食費無償化の費用をいち早く予算化し、昨年8月以降は、小中学校とも恒久的な給食費無償化を実施している。また、全国的に委託調理が主流となるなか、高槻市ではそれぞれの小学校に調理室があり、自校調理方式で給食を提供している。中学校では親子調理方式(調理能力に余裕のある学校(親校)で調理施設の無い学校(子校)の給食も調理し、配送して生徒に提供する方式)を基本とし、なるべく多く地元産の食材を取り入れるようにしている。市の担当者は「美味しく食べてもらうことはもちろん、地元農家さんの畑で収穫したものを給食で食べるなど、食育として給食は生きた教材だと思っています」と話す。また行事に併せた献立や、児童生徒からの募集献立など、自校調理ならではの取組も多い。北摂内でも市によって給食の特徴はさまざまだが、高槻市の小中学校の給食費無償化は子育て世代にとってはインパクトのある施策と言えるだろう。

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