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-茨木市- 安威川ダム周辺の公園「ダムパークいばきた」4月23日(火)一部オープン

2024.04.08
ダムパークいばきたパース(パースは現時点での想定です。
変更の可能性があります。) 画像提供=茨木市

 

茨木市における安威川ダムの工事が、計画の立案から50年余りを経て完了し、3月20日に式典が開かれた。昭和42年の豪雨で安威川が氾濫し、流域が大きな浸水被害を受けたことをきっかけに計画され、大阪府が計画を立案してから約半世紀を経た平成26年からダム本体の工事が始まった。周辺の整備を含めて総事業費が1,676億円となる。完成した安威川ダムは、高さ約76メートル、幅約337メートル、総貯水量は1,800万立方メートルで、本体は昨年の9月から運用が始まった。

4月23日には茨木市の公園である「ダムパークいばきた」が一部オープンする。直径100メートルの芝生の広場がある「生保半島さくら広場」やマルシェ等が開催できる「イベント広場」、多目的室や交流スペースなどがある「パークセンター」がオープンする。福岡市長は「引き続き、山とまちをつなぐ活動拠点“ダムパークいばきた”の整備を進めてます」として、今年12月頃には、日本最長420メートルの歩行者専用吊り橋がオープンする予定だ。

安威川ダムカレーの協力店舗数は16店に。日本一に迫る勢い

ダムカレーとは、カレーをダムに見立てて販売する地域振興の取り組み。カレールーをダム湖面に見立てるカレーライスが基本だが、個性豊かなダムカレーが全国各地で生み出されている。「安威川ダムカレー」では茨木市が参加店を募り、ご飯でダム堤体を見立てたり、おかずでゲートや洪水吐きを構築したり、安威川ダムの特徴を備えたオリジナリティあふれるダムカレーが参加している。現在協力店舗が16店と、黒部ダムカレーの18店(黒部ダムカレーのホームページ掲載店舗数)に次いで全国で2番目の多さになっている。

市の担当者は、「個性豊かなダムカレーを食べてダムカレーカードを集めることもおすすめです」と話す。

「料理屋はなせ ver.」。生野菜とジビエで周辺の自然や山々を表現したイカスミカレー。要予約。 【 料理屋はなせ 】(茨木市上中条1-3-18)

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