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【健康寿命をのばそう】健都と連携した多くの取組みで 市全体で健康寿命を延ばす

2020.02.11

市全体が健康づくりの場に
摂津市は昨年同市と吹田市にまたがる形でできた「健都」を中心にした、「生活習慣病の予防。健康づくりに関する先進的モデル地域」で健康寿命延伸にむけた取組みに力を入れている。

その中でも同市の独自のものは「健幸マイレージ」だ。これはスマートフォンまたは専用の歩数計を利用して、歩数や健診受診などに参加したらポイントが貯まりクオカードや商品券と交換できるというものだ。スマートフォンで利用できるということもあり、最近では若い世代への普及も進んでいるようだ。また、「市内まるごとフィットネス化」を目指して市内10コースのウォーキングコースを設定している。

健都との連携 市民講座開催
「健都」との連携も同市の取組みの大きな柱のひとつ。市民公開講座、糖尿病対策、STOPMIキャンペーンには特に力を入れているようだ。10月には初となる「国循×摂津市×吹田市市民公開講座」を開催し、12月には「糖尿病予防」「認知症」についての市民公開講座が予定されている。今後も様々な講座を行っていく予定。

フレイル予防のモデル市として
近年、健康寿命の指標とされているのが「フレイル」だ。フレイルとは「加齢に伴う心身が老い衰えた状態」のことを指す。高齢者が何かのきっかけでこの状態になると身体能力の低下が起こる。同市は大阪府健康格差解決プログラムのモデル市として、フレイル予防のために国立健康・栄養研究所と連携して生活習慣改善プログラム策定に向けた取り組みを行っている。同市でのアンケート調査では中高年(40~50歳代)であってもフレイルに該当する方が存在し、またフレイルを知らない方がフレイルに該当する割合が高いこともわかった。これを受けてフレイル予防の取り組みを今後推進していく予定だ。

摂津市保健福祉課

住所
摂津市三島1-1-1
電話番号
06-6383-1386

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