地域情報紙「City Life」が発信する地域密着のニュースサイト

‐茨木市‐ 郡遺跡・倍賀遺跡で弥生時代の集落みつかる。7月6日に現地説明会開催

2024.07.01

茨木市教育委員会は、公益財団法人大阪府文化財センターの協力を得て、昨年8月から松下町で発掘調査(約 7,700 m2)を実施しているが、その成果を周知する目的として令和6年7月6日(土)に現地説明会を実施する。

郡遺跡(こおりいせき)・倍賀遺跡(へかいせき)は平成28 年度の調査では弥生時代中期から後期(今から 2,200~1,800 年前)の大規模な集落と墓域が確認され、市内では屈指の弥生遺跡として知られている。

今回の調査では、焼失住居を含む竪穴建物が 50 棟以上、全身が残る人骨やガラス玉が多く出土した木棺墓が計 13 基見つかり、ムラの様子や葬送のあり方など弥生時代の全貌がわかる成果が挙がった。
また、「船」が描かれた絵画土器をはじめ、銅鐸形土製品、他地域からもたらされた異形の土器、大型石庖丁や石斧をはじめとする多様な石器など、コンテナ 500 箱を数えるバラエティー豊かな遺物が出土している。

墓から出土したガラス玉は、7月 13 日(土)から同市文化財資料館(茨木市東奈良三丁目 12 番 18 号)で
速報展示を行う。

【現地説明会の概要】
・開催日時:令和6年7月6日(土)、午前 10 時~午後3時(雨天中止、順延なし)
・会場:茨木市松下町1 田中橋交差点から西に約 100mに入口(駐車場なし、自転車駐輪場あり)
・交通機関:JR 総持寺駅から西に約1km

詳細はコチラから

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。