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-箕面市- 校区再編の検討が進む 移行予定時期は2032年4月1日

2024.08.06
新設校のイメージパース

 

箕面市ではこれまで、まちの成熟に合わせて学校の増加、校区の設定が行われてきた。そのため、校区の境界が複雑であったり、自宅から近い学校に通えないなど、少なからず各地で課題が生じており、校区再編の課題をかかえていた。

そんな折、北大阪急行線の延伸に伴い「物流のまち」から「人が住むまち」へと変化する船場地区に、新たに学校を建設することが決定した(現在の箕面市立病院が船場東地域に移転した後、小中一貫校として開校)。これを契機として、校区再編の検討が実施される。

船場周辺地区を校区に含む「中小学校」「萱野小学校」「萱野東小学校」の一部を切り取るようにして新設校の校区を設定すると、この3校の校舎や学校敷地に大きな余裕ができ、周辺校との間で不均衡が生じる。そのため、この3校の外側の学校、さらにその外側の学校についても、不均衡が生じないように校区調整をしていく必要があり、結果的に市の広範囲に影響が及ぶとしている。

新校区への移行は、現時点では令和14年(2032年)4月1日を予定している。船場に新設する学校と校区再編に関する検討結果について、7月末から8月初めにかけて全市民を対象とした説明会が開催される。

《経過措置》
・在校生は、卒業まで旧校区へ通学が可能。
・旧校区から新校区へいつでも転校可能。
・兄弟が旧校区に在籍している場合は、旧校区へ入学・通学が可能。
・地域で活動する団体の活動単位は校区が変わっても各団体ごとに決めることができる。

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。