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-吹田市-平和祈念資料館 夏の企画展「空のない星~ホロコーストの子供たち~」開催中 自由研究にも使える平和をテーマにしたワークシートも配布中

2024.08.10

昭和58年(1983年)8月、吹田市は「非核平和都市宣言」を行った。
「市民平和のつどい」では、戦争の悲惨さと平和の尊さを再認識し、恒久平和の実現と核兵器廃絶への願いを新たにする機会となるよう、毎年様々な事業を実施している。

その一環として現在平和祈念資料館では夏の企画展「空のない星~ホロコーストの子供たち~」が開催中だ。

ホロコーストでユダヤ人たちは、社会や家族においても最も苦しい危機に直面していた。

家族から無理やりに引き離され、隠れ家で強制収容所に送られた子供たちが両親なしで生き残るためには想像できないような困難が待ち受けていた。

しかし、不可能と思える環境でもなお、子供たちは遊び、物語を創作し、恐怖と希望を表す絵などを描きつつ生活していた。

この展示は、当時の子供たちの絵や詩、手紙、おもちゃなどから、彼らの生活を垣間見る扉となるはずだ。

 

 

<平和祈念資料館 夏の企画展「空のない星~ホロコーストの子供たち~」概要>

■開催期間:~9月15日(日曜日)まで ※月曜日・祝日休館。 8月11日(日曜日・祝日)休館。
■開催時間:午前10時 から 午後6時 まで
■開催場所:吹田市立平和祈念資料館(千里ニュータウンプラザ8階)※阪急千里線 南千里駅 下車すぐ
■内容:ナチス・ドイツによるホロコーストを生きた子供たちの暮らしを紹介するパネル展。戦時下で子供が描いた絵、生活のようすなどを紹介。
■申込み:不要
■費用:入場無料
■主催:吹田市
■協力:駐日イスラエル大使館
■問合せ先:吹田市立平和祈念資料館 電話:06-6873-7793 fax:06-6873-7796

 

 

 

 

 

そのほか期間中夏のイベントとして平和映画会を実施。

8月は21日・22日・24日・25日に「ふたつの名前を持つ少年」(107分/監督:ペペ・ダンカート/出演:アンジェイ・トカチ他/各回午後二時~/事前申し込み受付中、先着40名)を上映。

9月には「命のビザ」-六千人のユダヤ人を救った日本領事の決断-(115分/演出:大山勝美/出演:加藤剛、秋吉久美子他/各回午後二時~/事前申し込み9月1日~、先着40名)が27日と31日に上映される。

また、平和祈念資料館では毎年夏休み期間に自由研究に使えるワークシートが用意されている。

テーマは「原爆」「吹田空襲」「戦時下のくらし」「戦時中の食生活」。

平和学習の理解を深める機会として足を運んでみては。

平和映画会は事前申し込みが必要なので申し込み先など詳しくは市のホームページを。

 

 

 

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。