‐大阪市‐ うめきた大規模開発事業「グラングリーン大阪」9月6日に商業施設エリアが先行まちびらき
2024.09.03
JR大阪駅北西にある貨物ヤード跡地にて進められている大規模開発事業「うめきたプロジェクト」。2期地区開発事業として進む「グラングリーン大阪」の商業施設エリア「グラングリーン大阪 ショップ&レストラン」がいよいよ先行まちびらきを迎える。ターミナル駅直結の都市公園として世界最大級の規模となる「うめきた公園」をはじめ、国内外から注目を集める大型複合施設となる。
西日本最大のターミナルエリアである梅田。百貨店や駅ビル、ホテルなど、関西を代表する施設が立ち並ぶ中、各所では再開発も盛んに進められてきた。中でも、約24ha に広がる大阪駅北西の貨物ヤード跡地の再開発は、産学官連携の「うめきたプロジェクト」と名付けられ、2002年からスタート。「大阪、関西の発展をけん引し、日本の国際競争力を強化する新たな拠点」(大阪市ホームページ)を掲げた一大プロジェクトとなっている。
2013年4月には、1期地区開発事業として「グランフロント大阪」がオープンし、いまや一日平均15万人が訪れる大阪の玄関口となった。「グランフロント大阪」よりさらに北側のエリアは、2期地区として開発が進み、昨年2月、「グラングリーン大阪」と命名された。
「グラングリーン大阪」の中心は、大阪駅すぐの立地に広がる45,000㎡の公園「うめきた公園」だ。敷地内や周辺には、ショップ、レストラン、オフィス、ホテル、住宅などが並ぶ予定となっている。「『みどり』と『イノベーション』の融合」をコンセプトとし、「まちでの出会いが、様々な価値を創造し、持続的にみんなと社会全体を良くしていくこと」(グラングリーン大阪ホームページ)を目指す。
商業施設部分の名称は「グラングリーン大阪 ショップ&レストラン(GRAND GREEN OSAKA SHOPS & RESTAURANTS)」となり、「公園内施設」、「北館」、「南館」により構成される。9月6日には、「うめきた公園」(サウスパークの全面・ノースパークの一部)及び北館19店舗が先行開業。関西初出店のハワイ料理店「ISLAND STYLE CAFE & GRILL Koko Head cafe OSAKA」や、結婚式ができるカフェ・レストラン「THE JACKSON GARDEN」がオープンする。また、「TULLY’S COFFEE」と書店「有隣堂」がコラボレートした新業態店舗や、植物・アクアリウムを中心としたホームセンターコーナン初の都市型店舗「gardens umekita」など、これまでにない新しいコンセプトを打ち出した店舗がラインアップしている。
「グラングリーン大阪」は、9月の先行開業を経て、25年春頃に「南館」(南街区のオフィス・ホテル・中核機能施設・商業施設)が開業、27年春頃には公園全体が開園し、27年度中の全面開業を予定している。国内外から多くの人が訪れる梅田エリアの新たなランドマークとして期待がかかる。
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