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-高槻市-高槻市に府内最大規模の消防団訓練施設が完成

2024.09.23

高槻市で消防団を中核とした地域防災力の充実強化を図るため、 高槻市川添1丁目に 「消防団拠点施設」として整備を行ってきた多機能型消防団等訓練施設が完成した。

667 人(2024 年 9/ 1 時点)の消防団員が火災発生時の消火活動をはじめ、地震や風水害等の大規模災害発生時の救助・救出、警戒巡視、避難誘導、災害防御 などの役割を担っ ているが、「消防団員用の多様で高度な訓練ができる施設が必要 」「 消防団本部の活動の拠点となる専用の施設がない」などの課題があった。

そこで、築57 年を迎え、老朽化への対応が必要となっている中消防署富田分署を移転新築するのに合わせて、新たに「 消防団拠点 施設」を設けることを決定。約 3 年かけて整備を進めてきた。

同施設は、消防団員が研修や訓練を行える拠点施設 としての機能を有し、 富田分署としての機能を備える部分との合計で、 敷地面積 約 5 501 平方メートル 、延床面積 約 1 764 平方メートルの鉄筋コンクリート造地上 3 階建て 。

消防団の活動拠点となる研修室、情報収集設備室などを備えるほか、 屋外にはポンプ操法訓練、放水訓練、水防訓練、規律訓練など 各種訓練が実施可能な訓練スペースを設け、その規模は大阪府内最大を誇る。

また、 屋上に非常用発電設備及び受水槽を設置し、災害時に活動拠点として必要な機能を確保 するとともに、地下に有効貯留量 265 ㎥の雨水貯留施設と容量 40㎥の耐震性貯水槽を設置 。さらに、大規模災害時には、 受援施設として 応援部隊の集結場所としても活用される予定だ。

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