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‐茨木市‐ テーマ展「藤原鎌足と大織冠(たいしょっかん)信仰」が10月19日~12月9日まで開催

2024.10.21

茨木市立文化財資料館(茨木市東奈良三丁目12-18)が令和6年(2024年)に開館40周年を迎えたことを記念して、大化の改新の立役者で藤原氏の祖となった藤原鎌足と同市との深い関わりを紹介するテーマ展「藤原鎌足と大織冠(たいしょっかん)信仰」が10月19日~12月9日まで開催する。

市内北部の安威・桑原地域には、鎌足の墓であると有力視されている阿武山古墳をはじめ鎌足開創の寺院や鎌足を祀る神社が点在し、また鎌足父子の肖像画などゆかりの作品も数多く伝わっている。この地で育まれ、今に伝わる鎌足への信仰(大織冠信仰)を美術・古文書・考古資料などから多角的に捉え、わかりやすく紹介する。特に、同市指定文化財である『紙本著色大織冠像』(地福寺所蔵)は、寛政年間(1789~1801 年)に松平定信が編纂した『集古十種』や『古画類聚』に掲載され、今年修理を終えたばかりの注目の作品。また、奈良国立博物館に寄託されている談山神社所蔵の『多武峯縁起絵巻』も展示し、鎌足の遺骸を「阿威山」から多武峯に改葬するために掘り起こしている珍しい場面も公開する。

【概要】
●展示名:第40回テーマ展「藤原鎌足と大織冠信仰」
●開催日時:令和6年10月19日(土)~12月9日(月)、午前9時~午後5時
●休館日:毎週火曜日
●入館料:無料
●会場:茨木市立文化財資料館1階展示室

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