‐箕面市‐ 箕面市立郷土資料館で企画展「箕面の伝承展~祭りと民話~」が12月8日まで開催
2024.10.28
箕面市立郷土資料館で、企画展「箕面の伝承展~祭りと民話~」を12月8日まで開催している。
箕面に古くから伝わる「祭り」と「民話」にスポットを当て、祭りの歴史的・地域的意味合いや由来、民話の神秘性や地域色を紹介している。同市では昔から各地域で伝承されている「民俗文化」が数多く存在しているが、少子高齢化などにより、「民俗文化」を伝承していくことが少しずつ困難になっているため、「伝え継いでいくものは何か」という課題に向き合い、企画展を開催するに至った。
「祭り」の展示では、同市内で毎年開催されているたくさんのお祭りの中でも、同市に縁の深い「役行者」に由来するといわれる「天狗祭り」など、個性豊かな祭りを地区ごとに紹介している。
今回は、箕面地区の「聖天宮西江寺 秋季大祭 天狗まつり」、萱野地区の「まんどろ火祭り」、西小路地区の「八幡太神社 秋季例大祭 西小路天狗祭り」、桜・桜井・桜ヶ丘・半町・新稲地区の「阿比太神社 秋季例大祭」、牧落地区の「牧落八幡大神宮 秋季例大祭」、小野原地区の「春日神社 秋季例大祭」の6つの祭りを取り上げ、実際に祭りで使用されている貴重な「装束」「面」「道具」について展示するとともに、それぞれの祭りについて解説している。
「民話」の展示では、先人から語り継がれてきた数多くの民話から、特に地域性を色濃く残す9話を取り上げ、実際に民話の舞台となった場所を紹介するとともに、それぞれのストーリーとその背景などの解説、また力強いタッチで生き生きと描かれた民話の原画などを展示する。展示は約3週間で入れ替えを行い、前半(10月25日~11月15日)は「宙にとまった行巡上人」「滝壺に落ちた刀」など5話の民話、後半(11月16日~12月8日)は「箕面の聖」「消えた観音様」など4話の民話が紹介する。
また11月には、郷土資料館内の交流スペースにおいて計4回の箕面の「民話紙芝居」イベントを行い、紙芝居まつり・講座などを開催している団体「人と本を紡ぐ会」のメンバーが朗読する紙芝居でも、民話の世界を堪能できる。
【概要】
●企画展「箕面の伝承展~祭りと民話~」(開催中)
【期間】10月25日(金)~12月8日(日)まで※毎週月曜日休館(祝日の場合は開館、翌平日が休館)
【時間】午前10時~午後5時
【場所】郷土資料館(船場西3-8-22)
【費用】無料
●関連イベント 箕面の「民話紙芝居」
【日程】11月4日(月・祝)、16日(土)、24日(日)、30日(土)
【時間】いずれも午後1時30分~2時30分
【場所】郷土資料館内 交流スペース(船場西3-8-22)
【費用】無料
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