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俳句コーナーVOL.63 入選作品を紹介!

2024.12.03

10月25日締切りでご投句いただいた中から、
山口昭男先生に入選作品を選んでいただきました。

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【 優秀賞 】

餡パンの餡のしめり気地虫鳴く

和泉市 押見げばげば
秋の夜長、ジーと鳴く虫の音が聞こえます。地虫鳴くです。そこへ餡パンの湿り気。少しわびしくもありますが、湿り気をかみしめて餡パンを食べ、地虫の声に耳を傾けるのも、また現代の秋の夜の過ごし方でしょう。

 

【 入 選 】

鉛筆の尻に消しゴム秋うらら

日野市 平井 都々
鉛筆と消しゴムがひとつになった便利さを思い出しました。心が弾んでいます。

心棒の貫くやうに冬木立

豊中市 安藤 知明
凛とした冬の木立を見ると、心棒がしっかりと貫いているように見えます。

人生の正午を過ぎて金木犀

京都市 草夕 感じ
そろそろ人生の午後を迎えます。その入口に金木犀の香。幸せです。

おとついの夕刊に置く青蜜柑

高槻市 土井 あくび
今日の朝刊ではなくて、青蜜柑にはおとついの夕刊が一番似合うようです。

公園が子供待ってる秋の空

尼崎市 宮武 由佳子
子供の友達のような公園。秋空の下、賑やかな声が聞こえてきます。

 

【 佳 作 】

秋の夜や万年筆の深き紺

高槻市 葉月庵 郁斗

敬老日いつとう長き芋けんぴ

和泉市 押見げばげば

秋晴るる逆さに立てるマヨネーズ

吹田市 秋山 寛

ゴキブリがよたよた歩く昼の道

茨木市 親里 礼

歯向かへば林檎の芯はひとりきり

豊中市 山上 秋葵

 ◆ つぶやき評 ◆ 
いよいよ寒くなってきました。外で俳句を作るのにもそれなりの工夫が必要です。場所を選び、服装を選び、季語を選び、言葉を選ぶ。選ぶことが吟行の中心になってきそうです。寒くなったら退散。無理はしないことです。

 

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【 俳句の応募方法 】
氏名・住所・年齢・明記のうえ、ハガキ、封書、FAX、下記の応募フォームのいずれかからご応募ください。

【 宛 先 】
〒566-0001 大阪府摂津市千里丘1-13-23
株式会社シティライフNEW 俳句係まで
FAX 06-6368-3505
https://pro.form-mailer.jp/fms/f413b102177160

【 応募フォーム 】
※締め切りは毎月25日必着
※いずれも一人5句まで
※掲載は次々号となります
※佳作は掲載をもって発表とさせていただきます。
※お名前と作品を掲載します。

 

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山口昭男先生の最新巻の紹介

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