チーズアートで日本のチーズ文化を広めたい 高槻「Jajaja」の下山さんが世界大会へ
2025.04.04
上)日本の予選大会に出品した作品。テーマは「色合い」。チーズだけではなく、エディブルフラワーやフルーツと合わせて、日本文化(市松模様、風車)のテイストも取り入れている。
世界中のチーズと乳製品をフランス・トゥールの地に集めて品評される「モンディアル・デュ・フロマージュ2025」。同大会のチーズアート部門の予選を勝ち抜き、日本代表として、高槻にある「肉とチーズの専門店Jajaja」の下山員須子(かずこ)さんが選ばれた。
2018年にご主人とともに店をオープン。「お肉と一緒にワインやチーズを楽しんでもらいたいという思いから主人がワイン、私がチーズの勉強を始めました。もともとチーズは好きだったのですが、数年前に参加したチーズのセミナーでナチュラルチーズ(ブルーチーズやウォッシュチーズ)の味わいに衝撃を受けて以降、さらにチーズにはまっていき、チーズプロフェッショナルの資格を取るまでになりました」と下山さん。
大会での審査基準は、チーズアートの技術だけではなく、チーズ全般の知識も問われる。7時間で9種目の試験があり、英語かフランス語での回答が求められる。「例えば、10分で4種類のチーズをテイスティングして、名称、作られた場所、熟成期間、乳種(牛・ヤギ・羊)、製法を答えるといった試験もあります」。
そしてメインのチーズアートは、カットの技術はもちろん、それぞれのチーズの特性を活かした盛り付けで美しさを競う。平面ではなく立体的にディスプレイすることが求められ、わずか2時間で仕上げるという難しさだ。「私の場合は、店でお客様にご提供している“現場力”が大きな力になりました。どうすれば喜んでいただけるか、感動を届けられるか。見た目が美しいと、食べてみたい!と思っていただけるはず。そうやって日本のチーズ文化をもっともっと広めていきたいと考えています」。
フランス大会は今年の9月13・14・15日に行われる。下山さんはさらなる技術の向上、オリジナリティあふれる構成など準備を進めていく。渡航費等もかかるため、チーズアートボックスや黒毛和牛のセットを返礼品とするクラウドファンディングで支援を募っていく(4月頃〜)予定だ。

右)日本大会の作品は70×70×70(cm)で表現。テーマは「四季」。本大会は1mにサイズアップする。
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