-高槻市-2026年末オープンに向けて高槻城公園北エリアの整備が進む
2025.04.18
高槻市は、かつて高槻城があった高槻城公園一帯を「北エリア」「中央エリア」「南エリア」の3エリアに分け、城下町の風情を感じられる新たなシンボルエリアとして整備を進めていて、中央エリアでは、2023年3月に「高槻城公園芸術文化劇場」がオープンした。

整備イメージ(国道171号からの眺望)
現在は、2026年度末の一次オープンに向けて北エリアの整備を進めており、今後、乾櫓(いぬいやぐら)や高麗門(こうらいもん)をはじめ、石垣や土塁、土塀など、かつての高槻城三の丸の歴史溢れる情景を再現するとともに、カフェ・レストラン(飲食店)・売店の導入を進めている。
高槻城下町の中心には地域の町会所があったという。その町会所の屋根に建ち四方を板張りで囲った火見櫓は、城下町を一望できる規模だった。この『火見櫓と町会所』は他に類を見ない独特な作りが特徴で、全国的にも珍しく、少なくとも江戸時代後期には建設されていたと考えられている。地域の安全を見張り、災害時には半鐘を鳴らして住民に危険を知らせる貴重な存在で、地域風景のランドマークでもあったそう。
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