音楽のCOCOLO vol.77 天才的プロデューサーの原点となる1枚
2025.11.01
天才的プロデューサーの原点となる1枚
ALBUM Here Comes the Fuzz
ARTIST Mark Ronson
全世界で爆発的ヒットとなったBruno Marsをフィーチャーした「Uptown Funk」。この曲を世に送り出したのが、イギリス出身のDJ/プロデューサーであるMark Ronson。幼い頃からあらゆる音楽に囲まれて育った彼は、8歳でニューヨークのマンハッタンに移住。そこで彼を魅了したのはNYCが発祥の地であるヒップホップというジャンル。
DJとして活躍する一方、楽曲制作にも精力的に取り組むようになった彼に巡ってきたチャンスで、それまで培ってきた全てのエッセンスを注入したこのアルバムはQ-TIPやGhostface Killahといったヒップホップ界のスターに加えレゲエサイドからはSean Paul、ロックサイドからはWeezerのRivers Cuomoを客演に招き、彼でしか構築できないストリート感とレトロなテイストが融和した聴き応えのある、いつまでも色褪せないであろう見事な作品に仕上がっている。
Mark Ronson/ロンドン生まれ、NY育ち。16歳頃からDJ活動をスタートし、NYクラブ・シーンを代表する人気DJとしてその名を馳せる。2015年リリースの『アップタウン・スペシャル』は世界的ヒットを記録。最新アルバムは2019年リリースの『レイト・ナイト・フィーリングス』。
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西田 新 SHIN NISHIDA

奈良県出身。洋邦問わず様々な音楽を愛するが、特にHIP HOP、R&B、REGGAEに独自のこだわりを持つ。これまでNE-YO、BLACK EYED PEAS、STEVIE WONDER等海外アーティストのインタビューも数多く経験。また国内ではケツメイシ、Creepy Nuts、SKY-HI等のアーティストにいち早く注目するなど、常に次代を担う新しい音と才能をラジオを通して伝える事に熱意を注ぐ。※現在の担当番組は「DAYBREAK」(水)~(金)5:00~7:00 / 「OKI AIR presents Radio beyond Borders “Monday Nite Flava Picks”」(月)21:00~22:00
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