-吹田市- 関西大学と企業が共同研究で開発 エノキ茸エキスを使った『九・九割そば』
					
					
					
						2025.11.04					
											
										
					産学共同研究とは、大学・研究機関(学)と民間企業(産)が、協力して共通の課題に取り組み、新しい技術や製品、事業の創出を目指すこと。
蕎麦の名産地である信州戸隠。この地でそばづくりを行う株式会社おびなた(長野市戸隠)と、関西大学商学部部長の西岡健一教授とゼミ生が協力し、試行錯誤の末、5年の年月をかけて小麦粉を使用しない『九・九割そば』を開発した。小麦粉を使わないグルテンフリー食品が注目される中、そば粉100%で作られる十割そばは、つなぎを使わないため、切れやすく食感が悪い傾向にある。「そこで関西大学が持つ特許を用いたエノキタケ由来のエキス『フラムリーナ』(特許6322574)を入れることで、従来にないつるつるとしたのどごしと爽快感を実現しました」と西岡教授。一番の特徴は麺がのびにくく、簡単にほぐれること。今後、フラムリーナが持つ様々な特徴から、グルテンフリー化や新たな食品開発も検討されている。
この『九・九割そば』は、業務用として販売されていたが、11月末頃からECサイト「カンダイパンセマルシェ」での小売もスタートする。同サイトは、学校法人関西大学が100%出資する株式会社関大パンセが運営。ほかにもサスティナブルをテーマに関西大学のオフィシャルグッズや、オリジナル手土産などを中心に取り扱っている。
本格派のそばを一般の鍋で誰でも手軽に茹でることができる。要冷蔵。8食分(3,780円/予定)

学校法人関西大学商学部部長
西岡健一教授とゼミ生の皆さん
 
					
											
					
					
					
					
					
					
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