-摂津市- 摂津市駅周辺の踏切 2026年から鉄道工事に着手
2026.02.07
慢性的な交通渋滞がつづく、阪急電鉄京都線(摂津市駅付近)。2017年から進められている連続立体交差事業だが、2026年から本格的な鉄道工事がはじまると、摂津市が発信する連続立体交差事業ニュースで発表されている。
本事業が対象とする区間は、正雀駅~南茨木駅付近の約2.1km。この区間には「開かずの踏切」として知られる箇所が点在し、ピーク時には1時間あたり最大40分以上も遮断機が降りたままになるなど、地域経済や住民生活に深刻な影響を及ぼしてきた。これにより、長年の課題であった慢性的な交通渋滞が解消されるだけでなく、踏切事故の根絶や、救急車をはじめとする緊急車両の円滑な通行が可能となり、地域の防災力向上も期待される。また、高架下には新たな歩行者空間や駐輪場、公共施設などの有効活用も検討されている。
これまで摂津市による用地取得や付替道路などの準備工事、阪急電鉄による設計が進められており、12月には庄屋や香露園、茨木市域の蔵垣内など、沿線住民を対象とした鉄道工事説明会が開かれた。現在は鉄道工事の前段階として、庄屋公園内での支障物移転や管理棟の建て替え、および道路・鉄道予定地における埋蔵文化財の発掘・試掘調査が並行して進められている。
今後の工程では、まず線路の脇に「仮線」を敷設する工程から始まる。現在の運行を維持しながら、列車の走行位置を一時的に移動させ、空いたスペースに巨大な高架橋を建設していく流れだ。
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