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古典のサウンドが今熱い!in 豊中

2020.02.17

豊中市には古典芸能に触れる機会が数多くあるのはご存じだろうか。若手も輩出するなど、活気づいている市内の古典芸能について「モノ」と「人」を紹介しよう。

まずは阪急岡町駅から西へ200メートルほどにある「伝統芸能館」(岡町北1)。全国でも珍しく 座布団敷きやいす席が100席用意できる多目的ホールがあり、気軽に舞踊や落語会等を催すことができる。

服部南町には大阪最古の能舞台を持ち、国登録有形文化財でもある住吉神社がある。1898(明治31)年に大阪博物場の観能施設としてつくられ、大阪天満宮を経て住吉神社に移設。総ヒノキづくりで良い香りも漂い、木の呼吸がよみがえってくるかのようだ。

子どもたちが伝統芸能に触れられる機会も多い。豊中不動尊では、毎夏(今年は7/6~7/28で8回開催)「能楽・仕舞こども能楽塾」を開いた。参加者の子どもたちは能面も装束もつけず、クライマックス部分のみ地謡で演じる。稽古の最初と最後に大きな声で挨拶することを習慣づけ「何事も積極的に取り組むようになった」と親の声も多数聞くという。

誰でも参加できるプロが講師のイベントも開催されている。例えば、2016年に開かれた「片岡りさKids邦楽塾」は、市と大阪音楽大学が提携した「サウンドスクール」の一環だ。

また、雅楽に触れられる機会としては珍しい雅楽の愛好会「とよなか雅楽倶楽部」も人気。2018年には市の文化芸術の向上発展に寄与したとして憲法記念日豊中市長表彰を授与。とよなか雅楽倶楽部HPによると11月から3月まで(6回程度)親子無料体験講座を開催中だ。

和太鼓・津軽三味線・篠笛奏者である村下正幸さん(上野西在住)と友岡宣仁さん(箕輪在住)のユニット「蓮風(renpu)」は2009年から本格的プロ活動を開始。
主な活動は学校公演。ただ演奏するだけでなく「蓮風保有のくり抜き大太鼓は樹齢約230年の樹が使われ、片面に牛の一頭分の皮、三味線は、猫や犬の皮で出来上がっている」と楽器のなり立ちを説明するなど、子どもたちに学びの機会も与えている。

功績を重ねたプロ講談師歴39年の旭堂南北(西泉丘在住)さん、伝統芸能館で人気の催しもの、江戸芸「かっぽれ」の師範・櫻川昇后さん(服部本町在住)の存在も忘れてはならない。

一見単調に思えるサウンドもダイナミックに変わる瞬間がある。それは静と動の架け橋。
ピークに達する直前、瞬間にも似ている。「モノ」と「人」がそろう豊中の古典芸能の今後に期待したい。

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