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良質なモノづくりが実現できるコワーキングスぺース 「Markes+LABO」(豊中市)

2020.02.05

昨今の“断捨離”“ミニマリズム”のブームに共感しても、お買い得な品をゲットしても、ふと「自分だけの最高の一点の品を手にしたい」という感情が沸き上がることはないだろうか。そんな欲求を満たしてくれる良質なモノづくりの会社が豊中市にある。

豊中市東豊中にあるMarkes+(メーカーズプラス)はその1つ。今年5月、1階に“あん”専門店のオリジナルメニューを提供するカフェを、2階にはモノづくりのためのコワーキングスペースをオープン。「『作って欲しい』と『作りたい』の架け橋」を実現した会社だ。

階段は網目になっていて、大物の機械品でも容易に搬入できる赤い昇降段もある。この建物そのものが、現代美術品のようだ。

別世界につながっているかのような入り口の向こう側にある工房を見せてもらった。

革と革を重ねるときに均等の厚さにすることができる漉き機や、工業用ミシンが並ぶ。技術がありながらも資金の調達が難しかった作家が、ここのおかげで起業できた例もあるという。

オリジナルデザインのバックも多数展示されている

複雑なモチーフ織りをミニチュアサイズで実現できる刺しゅう機もある。ウェディングドレスをリメイクするサービスもあるので、高級で可愛いベビードレスなど外国製品にも引けを取らないものを作ることができる。腕のある服飾デザイナーが集まることが良品を生産する秘訣という。

どんな刺しゅうでも対応可能な機械

木、布、紙、アクリル等を綺麗に切断できるレーザー加工機。少量でもどんな形でも対応できる。

色鮮やかな毛糸が目につき、着物や古着をリフォームした服が並ぶ。
取材した日の3日前に好評のワークショップを済ませたばかりだ。

こちらではモノづくりの一環として、フリー雑誌「ホクシェル」を不定期に発行。雑誌名は2013年度「豊中市中小企業チャレンジ事業」に採択された「北摂のコンシェルジュ」事業に由来する。12回目の発行誌には、小学校跡地をイベントやカフェで企画運営を行っている「Zero g desing」の川野芳紀さん。テレビ大道具、イベント舞台施工を手掛ける会社「グリーンアート」の松本直樹さんが寄稿している。

取材したこの日は、1階のカフェでイラストレーターの田坂江里さんによる展示も行われていた。
今年で3年目になるという阪急百貨店ボージョレ・ヌーボーのラベルなど、可愛い作品も。

手作り品が苦戦する一方、モノに対するリクエストが多くなっている。優秀な会社がそろい、需要も伸びつつある時代が到来しているのかもしれない。

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