俳句コーナーVOL.79 入選作品を紹介!
2026.04.01
2月25日締切りでご投句いただいた中から、
山口昭男先生に入選作品を選んでいただきました。
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【 優秀賞 】
鉛筆に森の香りや新入生
高槻市 土井あくび
鉛筆の芯ではなくて全体からでしょう。木の匂いではなく森の匂いを感じました。そこに季語「新入生」。新しく学校に入学した子供。きっと新一年生。鉛筆の香りを感じながら、新しい学校生活が始まります。
【 入 選 】
初春の風もまろやか酒もまた
高槻市 黒田 豊子
初春の風のまろやかさを感じながらの一献。何とも言えない春のはじめです。
閉ぢ切らぬ嬰の拳や犬ふぐり
岡山市 沼野大統領
眠っている赤ちゃんの拳。そう言えば少し開いています。犬ふぐりも。
思わずに冬満月に語りかけ
大阪市 小倉 佳子
凛々しく地を照らす冬満月。その月に語りかけてしまった。よくわかります。
建国日しんぞうひとつ持ち歩く
千歳市 村瀬ふみや
人間はいつも一つの心臓を持ち歩いています。意識したのが建国日。納得。
あやとりのやうな橋より春めける
日野市 平井 都々
かわいい橋でしょうか。その橋から春らしさを感じた。さあ、春です。
【 佳 作 】
泣くは誰耳に鋭き虎落笛
吹田市 堀井咲千子
小春日にたしなみほどの眉を引く
高槻市 竹久カズエ
春の日やフォークに沈むかすていら
千歳市 村瀬ふみや
蕗の薹そばゆく人の顔に似て
茨木市 角島 健二
コンパスの針の垂直春立ちぬ
京都市 草夕 感じ
◆ つぶやき評 ◆
暖かい春になりました。自然の中に身を入れて俳句を作る最適の気候となります。これから来る暑い夏を考えると、チャンスは今です。さあ、春風の中、気持ちよく吟行に出かけてください。春の句を待っています。
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【 俳句の応募方法 】
氏名・住所・年齢・明記のうえ、ハガキ、封書、FAX、下記の応募フォームのいずれかからご応募ください。
【 宛 先 】
〒566-0001 大阪府摂津市千里丘1-13-23
株式会社シティライフNEW 俳句係まで
FAX 06-6368-3505
https://pro.form-mailer.jp/fms/f413b102177160
【 応募フォーム 】
※締め切りは毎月25日必着
※いずれも一人5句まで
※掲載は次々号となります
※佳作は掲載をもって発表とさせていただきます。
※お名前と作品を掲載します。
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