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俳句コーナーVOL.86 入選作品を紹介!

2026.11.01

9月25日締切りでご投句いただいた中から、
山口昭男先生に入選作品を選んでいただきました。

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【 優秀賞 】

チョコレート色の電車で来る秋気

茨木市 森 千恵子
チョコレート色の電車から秋の澄みきった気配を感じる幸せを思います。京阪神に住んでいることのよろしさをこのように感じることもまた、俳句の恩寵でしょうか。

 

【 入 選 】

秋の蝶我の高さを越えずをり

稲敷郡 杉山 滿
夏の蝶であればすんなりと越えてゆくでしょうが、秋蝶ならばこうなのです。

もう会えぬ人の数ほど秋の星

目黒区 椿 泰文
どれほどの星の数なのでしょうか。秋の夜空を見て、思いを馳せています。

ワッフルの分厚き格子夏の山

岡山市 岩橋のり輔
緑みなぎる夏の山。そこにあのワッフル。分厚き格子の発見が眼目です。

石鹸の牛のよこがほ水澄めり

和泉市 押見げばげば
石鹸の箱に描かれている牛。そう言えば横顔。季語との距離感もよいです。

うつうつと夜明けを待ちて虫時雨

吹田市 山崎 恭子
何かのために夜明けを待っている。そこへ虫の声。ドラマが展開しそうです。

 

【 佳 作 】

別々の時間を生きて月夜かな

吹田市 原 小繭

稲妻の白き閃光子の寝息

吹田市 秋山 寛

繰り返す母の話よ桐一葉

高槻市 土井あくび

小望月同じ話の母が好き

豊中市 山上 秋葵

さよならのただしいメロディきりぎりす

熊本市 夏風かをる

 ◆ つぶやき評 ◆ 
取り合わせの俳句では、季語とものやこととの距離感がよくわからなくなって困ってしまうことがあります。法則やきまりはないので、体得していくしかないと思います。まず、思い切って季語を離してみることです。

 

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〈 選 者 〉 山口 昭男(やまぐち あきお)

1955年 神戸市生まれ。1980年「青」に入会。波多野爽波に師事。
2000年「ゆう」入会。田中裕明に師事。編集担当。
2010年俳誌「秋草」を創刊し主宰する。毎月発行。句集に『書信』『讀本』『木簡』『礫』がある。
2018年句集『木簡』で読売文学賞受賞。日本文藝家協会会員。

 

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山口昭男先生の最新巻の紹介

シリーズ自句自解Ⅱベスト100 山口昭男定価1500円+税 版元 ふらんす堂

既刊句集より100句抄出して著者みずからが解釈を付したもの。一句が出来上がるまでの作家の推敲のあとをたどることができ、実作者の句作りにおおいに役立つ入門書である。(Amazonなどで販売中)

 

【 俳句の応募方法 】

氏名・住所・年齢・明記のうえ、ハガキ、封書、FAX、下記の応募フォームのいずれかからご応募ください。

【 宛 先 】
〒566-0001 大阪府摂津市千里丘1-13-23
株式会社シティライフNEW 俳句係まで
FAX 06-6368-3505
https://pro.form-mailer.jp/fms/f413b102177160

【 応募フォーム 】
※締め切りは毎月25日必着
※いずれも一人5句まで
※掲載は次々号となります
※佳作は掲載をもって発表とさせていただきます。
※お名前と作品を掲載します。

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