-茨木市- 全国初 純国産LLMで校務効率化 茨木市とNTT西日本
2026.11.08
茨木市とNTT西日本は、市立小中学校において純国産大規模言語モデル(LLM)※を活用した校務AIの実証実験を今年10月13日に開始した。小中学校の現場で純国産のプライベートLLMを活用した校務AI実証を行うのは全国初の取り組みとなる。
本実証の最大の目的は、教職員の業務負担を大幅に軽減し、児童や生徒と直接向き合う時間を十分に確保することだ。現在、学校現場では必要な情報がサーバー上の複数ファイルに分散しており、情報の検索や確認、各種文書の作成に多大な時間と手間がかかっている。さらに、児童生徒の個人情報など機密性の高いデータを扱う教育現場では、高い安全性と利便性を両立させたAI活用環境の構築が強く求められていた。
こうした課題に対応するため、本事業ではNTTの純国産LLM「tsuzumi 2」の最新モデルを活用した教育分野特化型の生成AIアプリケーションを導入する。情報の漏洩を防ぐローカル環境での運用やアクセス制御を行い、安全性を担保した上でチャット形式での問い合わせ対応や校務文書の検索・要約、文章作成支援などを実施する。低コストなGPUサーバーで動作させ、実用性や導入の容易さも評価する。
実施期間は令和9年3月31日までで、市立の一部小中学校を対象に教職員へのアンケートやヒアリングを行う。情報検索や文書作成にかかる時間の削減効果、回答の有用性を検証し、得られた知見をもとに教育現場の働き方改革を進めていく。
※LLM=Large Language Model(大規模言語モデル)。大量の言語データを学習し、文章の理解や適切な生成・要約などに優れた能力を持つAI技術。
外部のインターネットにデータを送信せず、学校・教育委員会内の独立したネットワーク(ローカル環境)でAIを運用する仕組み。児童・生徒の個人情報など機密データの漏洩を防ぎ、安全性を確保している。
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