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ごみ減量と再資源化を目指し 豊中市が雑がみ回収袋を作成

2019.06.27

豊中市が雑がみ回収袋を作成し、配布を行っている。雑がみとは新聞、雑誌、段ボール、牛乳パックなどのいずれにも属さない紙をさすが、リサイクル可能なものも可燃ごみとして廃棄されてしまうことが多い。豊中市が行った2014年の調査では可燃ごみの約4割が紙類だった。雑がみ回収袋の作成に取り組んだのも、資源に対する市民の意識を高めて可燃ごみを減らすことが目的だ。

市の担当者によれば、雑がみ回収袋を作成してから出前講座の申し込みが急増するなど、環境問題に対する市民の関心が高まっているという。「雑がみの分別は面倒だと思われがちですが、雑がみ回収袋には雑がみの種類や分別方法などがわかりやすく記載されています。家庭ごみの減量や再資源化のきっかけになれば」と話す。

雑がみ回収袋は家庭での雑がみの保管場所として繰り返し利用でき、集めた雑がみは従来通り紙袋や紙箱などに入れて「紙・布」の収集日に出す。回収袋の配布方法などの詳細は豊中市の家庭ごみ事業課まで(06-6858-2275)。

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