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地産地消を推進して様々な取り組みを行う 箕面市農業公社

2020.04.22

普段なら箕面市内の小中学校に届けられる新鮮でおいしい地元野菜が、いつもとは違う場所に並んだ。箕面市役所前に臨時で設置された野菜即売所だ。新型コロナウイルスに伴う休校が続き、行く当てを失った野菜を無駄にしないため、急きょ箕面市農業公社が主催したという。好評につき野菜は即完売。

柔軟な対応をした同公社では、地産地消を推進し地元農家とのネットワークづくりに力を入れている。そんな同公社の取り組みを一部紹介しよう。

 

学校給食へ箕面産食材の活用促進事業

同公社では随時、小中学校給食の食材を募集していて、市内の農家であれば誰でも登録可能だ。登録すると職員が毎月、出荷見通しを聞き取り、出荷品目・出荷日を調整するので、農家は当日に指定された学校に出荷するだけ。確かな販路が確保されているため、農家側の負担は少なく済みそうだ。

 

援農ボランティア

1日から参加できる「援農ボランティア」も好評だ。満18歳以上で、将来、仕事として農業をやってみたい人、少しでも農業に関心がある人なら誰でも参加できる。20代から60代まで老若男女問わず年々参加者が増えている。4月 はキャベツの植付け、5月はさつまいもの植付け、6月は玉ねぎの収穫 など予定している。

同公社は経営にかかる経費を農地の保全に関する事業からの収入でまかなうことを目標に掲げ、年々、結果が数字として現れてきているという。これからもさらなる飛躍を期待したい。

 

※現在の野菜即売所は、野菜が収穫できた時のみ「ファミリーマート箕面市役所前店」で開催しています(不定期)
※緊急事態宣言の発令により、援農ボランティアは活動を停止しています

 

<問い合わせ先>

学校給食へ箕面産食材の活用促進事業
箕面市役所 みどりまちづくり部箕面産と食の推進室
TEL.072-724-6159

 

援農ボランティア
箕面市役所 みどりまちづくり部 農業振興課
TEL.072-724-6728

どちらも箕面市役所内(箕面市西小路4‐6‐1)

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