医療従事者を支援する防護服・フェイスガードづくり

新型コロナウィルスの感染拡大により医療機関で防護服やフェイスガードといった医療用具の不足が問題となっていた。そこで、ロハスフェスタ事務局では医療機関を支援するために「LOHAS one teamプロジェクト」を立ち上げた。
ロハスフェスタは様々な作家の手づくり雑貨やフードの販売をはじめ、楽しくエコな暮らしを提案するイベントだ。イベントで培ったネットワークを活かし、ものづくりが得意な作家にプロジェクトへの参加を呼びかけたところ、45組の作家が集まった。

ロハスフェスタ出展者が制作した防護服とフェイスシールド
防護服はイベントで使用する予定だった大型のゴミ袋(容量150リットル)を活用して4,900着を製作。エプロンのような形状で、前面を引っ張と背中の切れ目から汚染された部分に触れず、簡単に脱ぐことができる。フェイスシールドは6,400個を製作し、防護服と合わせて医療機関に提供した。さらに感謝、応援の気持ちを込めた手書きの感謝状も同封。

プロジェクトに参加した作家から医療従事者への思い思いのメッセージ。
提供先の医療機関では患者の処置やおむつ交換にも使われ、正規の医療用ガウンの節約にもつながったという。このプロジェクトで、医療機関から感謝状が届いたり、事務局所在地である摂津市から表彰を受けるなど、医療現場の支援となる取り組みとなった。
ロハスフェスタ事務局では引き続き、フェイスシールドの製作や、作家による手づくりマスクの販売、寄付金募集など支援を続けていく。
<LOHAS one teamプロジェクト>


記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。
北摂・阪神の地域情報紙『シティライフ』編集部です。 地域密着の情報をお届けします。
HP https://citylife-new.com/