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俳句コーナーVOL.11 2020年7月入選作品を紹介!

2020.07.05

5月25日締切りでご投句いただいた中から、山口昭男先生に入選作品を選んでいただきました。

 

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【 優秀賞 】

 

瀬がしらの水玉跳ねて夏近し             茨木市  山下美穂子

 

ゆるやかな流れから瀬になるところが瀬頭です。そこを水の玉が勢いよく跳ねています。見ていて気持ちがやわらぎますが、それが夏のはじめだとさらにという思いです。季語が鮮やかに息づいています。

 

 

【 入 選 】

 

般若経聴いて山寺やまざくら             箕面市  松浦 宣子

 

「山寺やまざくら」のやまのリフレインが気持ちよく響いてきます。

 

 

奥の間に蠅取り下げしニューヨーク          成田市  榊枝  歩

 

ニューヨークに蠅取りがあっても不思議ではありません。面白いです。

 

 

青葉風黄門剣客犯科帳                吹田市  森戸 秀次

 

季語以外は放映されている時代劇の名。ゆったりと青葉風が吹いています。

 

 

水底の金魚トッカータとフーガ            西宮市  宮部志津枝

 

水槽の底を泳いでいる金魚を見て、音楽を思いました。非凡だと思います。

 

 

チィと鳴く名の知らぬ鳥若楓             箕面市  柳  泰子

 

鳥の名前を知りたくなる時があります。その心を楓の若葉が包み込みます。

 

 

【 佳 作 】

 

春うらら姫になりたやこの金襴            箕面市  松浦 宣子

 

箱に鳴く仔犬抱ふるこどもの日            茨木市  山下美穂子

 

マスクして皆異邦人五月憂し             西宮市  井上 未紅

 

山梨の葡萄激しくゆさぶられ             成田市  榊枝  歩

 

春うらら汽笛残して貨物船              神戸市  多田 久子

 

 

 ◆ つぶやき評 ◆ 
今般のステイホームで、どうしても家にいることが多くなりました。自然を感じる現場に出て行くことが出来なくなったのですが、それでも家で俳句を作ることを勧めます。季語を決め、想像の世界の中で作り続けてください。

 

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〈 選 者 〉 山口 昭男(やまぐち あきお)

1955年 神戸市生まれ。1980年「青」に入会。波多野爽波に師事。
2000年「ゆう」入会。田中裕明に師事。編集担当。
2010年俳誌「秋草」を創刊し主宰する。毎月発行。句集に『書信』『讀本』『木簡』がある。
2018年句集『木簡』で読売文学賞受賞。日本文藝家協会会員。

 

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【 俳句の応募方法 】
氏名・住所・年齢・明記のうえ、ハガキ、封書、FAX、下記の応募フォームのいずれかからご応募ください。

【 宛  先 】
〒566-0001 大阪府摂津市千里丘1-13-23
株式会社シティライフNEW 俳句係まで
FAX 06-6368-3505
https://pro.form-mailer.jp/fms/f413b102177160

【 応募フォーム 】
※締め切りは毎月25日必着
※いずれも一人5句まで
※掲載は次々号となります
※佳作は掲載をもって発表とさせていただきます。
※お名前と作品を掲載します。

 

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山口昭男先生の最新巻の紹介

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