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食や自然の大切さを学ぶ収穫体験

2020.07.28

子どもの感性を育み、食育にもつながる収穫体験。自分で収穫した野菜・果物の味は別格のはず。自然のなかで心地よい汗を流してみては。

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収穫から調理、食べるまでを学ぶ

体験型食育イベント

 

毎週末、五月山のふもと池田市の細河地区で開催される「畑で朝ごはん」。地元で農業を営む吉岡さんが「子どもたちに池田の自然と、農業にふれる楽しみを知ってもらいたい」と2014年5月よりはじめたイベントだ。この時期に収穫できるのはミニトマトやナス、カボチャなどの夏野菜が中心。当日は参加者同士で自己紹介タイムからはじまり、その日に収穫する野菜の特徴や収穫方法を教えてもらう。収穫した後は、その場で調理して朝ごはんに。自分で採った野菜が料理になる過程を学ぶことができる。土に触れ、農業の奥深さを体感してみよう。

 

採った野菜は子どもと一緒に調理。8月は夏野菜が中心で、運が良ければスイカも食べられるという。子どもはバッタやカエルを捕まえたり、虫取りも楽しめる。

 

畑で朝ごはん
池田市古江町の畑(詳細は下記Facebookアカウントにて記載)
開催日/毎週末
申込・問/「畑で朝ごはん」のFacebookアカウントから申込みを Facebook「畑で朝ごはん」で検索

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摘みたてのブルーベリーを

心ゆくまで楽しもう

ジャムやスイーツに欠かせないブルーベリーだが、生で食べたことのある人は意外に少ないのでは。高槻市上牧にある「高槻栽培センター」では、初夏から夏にかけてブルーベリー狩りができる。この時期に採れるブルーベリーはサザンハイブッシュ、ノーザンハイブッシュとラビットアイの3種。採れたてのブルーベリーがもつ瑞々しさ、それぞれの味の違いを楽しもう。

高槻栽培センター
高槻市上牧5-11-1
開催日/毎週金土日祝
営/9時半~11時半まで(受付は11時まで)
TEL.072-669-2230
※雨天中止
※8/1o(月祝)まで(実がなくなり次第終了)
※摘み取り 100g 500円
※事前予約不可(収穫の可否は事前に問い合わせを)

 

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昔ながらの原木栽培で育てた

香り高いしいたけが採れる

夏場は本来しいたけの発生しづらいが、中山間地の気候を生かし、発生温度を管理するなど年間を通してしいたけ狩りが楽しめる。

高槻の山間部にある、年間を通じてしいたけ狩りができる観光農園。「しいたけの奥深さを知ってもらいたい」とオーナーの渡邊さんが家業を継ぐ形ではじめた。同園で採れるしいたけはナラやクヌギといった国産原木を使った原木栽培で、もちろん農薬や化学肥料不使用。手間がかかるうえに天候に左右されるので難しいといわれている原木栽培だが、肉厚さ、香りの良さは一級品。季節によって様々な種類のしいたけが生えるが、夏はバーベキューなど焼く料理に最適な品種が採れるという。採った後は隣のバーベキュー施設で、旨みたっぷりのしいたけを楽しもう。

 

しいたけ以外にもキクラゲが7月末から9月くらいまで採れる。期間限定で乾しいたけの詰め放題やほかにも野菜の詰め放題をしたり、ペットの豚の餌やり体験やカブトムシの販売など、家族で楽しめるイベントが盛りだくさん。

高槻しいたけセンター
高槻市田能的谷2番地
営/平日10時~15時 土日祝10時~16時
入園無料(採った分100g当たり300円で買い取り)
TEL.072-688-9359
https://www.kinokos.net/information
※7月の豪雨により府道6号線が通行止め。詳細はWEBにて

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。