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俳句コーナーVOL.13 2020年9月入選作品を紹介!

2020.08.25

7月25日締切りでご投句いただいた中から、山口昭男先生に入選作品を選んでいただきました。

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【 優秀賞 】

スワトーの白ワンピース百合の花

茨木市 山下 美穂子
スワトー刺繍のワンピース。これだけでも十分清楚な感じが漂ってきます。そこへ白い百合の花。一枚の西洋画を見ているような気分です。言葉で景をくっきり伝えるということも俳句では大切なことです。

 
【 入 選 】

酔いどれの歩む姿やかたつむり

茨木市 河本 要
この姿は蝸牛でしょうか。それとも酩酊の人物でしょうか。面白い。
 

油蝉泳ぐが如く殻を脱ぎ

西宮市 井上 未紅
蝉の羽化を描きました。泳ぐが如くが秀逸です。
 

埒もなき長話きく夏の月

茨木市 廣田 静子
つまらない話を長々聞かされているのですが、夏の月が癒してくれています。
 

真っ直ぐに枯れる背高泡立草

尼崎市 宮武 由佳子
素直な描写が、好感をあたえます。俳句は、この素直さが基本です。

 

大粒の葡萄小粒のそばに置き

西宮市 宮部 志津枝
葡萄を食べる時に大きさを比べあった。思いがそこはかと伝わってきます。

 

【 佳 作 】

夏休み交換日記の誤字二つ

豊中市 小倉 佳子
 

山桃の実に染まりたる地蔵堂

箕面市 加集 允子
 

佃煮の箱に詰めたる蝉の殻

摂津市 尾浴 芳久
 

ペダル漕ぐ父と子語る夏の雲

神戸市 玄 水
 

赤青黄の足爪並ぶ海開き

箕面市 大石 典子
 
 ◆ つぶやき評 ◆ 
見たものを見たままに詠むこと。自分が感じたことを正直に詠むこと。このことが俳句の最初の基本です。かっこよい言葉はいりません。今日出会った一番のことやものを季語と共に五七五の形に表してください。

 

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〈 選 者 〉 山口 昭男(やまぐち あきお)

1955年 神戸市生まれ。1980年「青」に入会。波多野爽波に師事。
2000年「ゆう」入会。田中裕明に師事。編集担当。
2010年俳誌「秋草」を創刊し主宰する。毎月発行。句集に『書信』『讀本』『木簡』がある。
2018年句集『木簡』で読売文学賞受賞。日本文藝家協会会員。

 

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【 俳句の応募方法 】
氏名・住所・年齢・明記のうえ、ハガキ、封書、FAX、下記の応募フォームのいずれかからご応募ください。

【 宛  先 】
〒566-0001 大阪府摂津市千里丘1-13-23
株式会社シティライフNEW 俳句係まで
FAX 06-6368-3505
https://pro.form-mailer.jp/fms/f413b102177160

【 応募フォーム 】
※締め切りは毎月25日必着
※いずれも一人5句まで
※掲載は次々号となります
※佳作は掲載をもって発表とさせていただきます。
※お名前と作品を掲載します。

 

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山口昭男先生の最新巻の紹介

シリーズ自句自解Ⅱベスト100 山口昭男定価1500円+税 版元 ふらんす堂

既刊句集より100句抄出して著者みずからが解釈を付したもの。一句が出来上がるまでの作家の推敲のあとをたどることができ、実作者の句作りにおおいに役立つ入門書である。(Amazonなどで販売中)

 

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