
体の芯から温める 甘酒や塩麹を使った発酵レシピ③鯛茶漬け
鯛の刺身を昆布と塩麹に漬け込み、旨みを凝縮させたものを贅沢にもお茶漬けにして味わう。
おもてなしの一品としても、お酒を飲んだ後のシメとしても活躍してくれそうなレシピで、覚えておくと何かと重宝しそう。
「鯛以外にも、お好みの白身魚の刺身で作ってくださいね」。
鯛を塩麹に漬け込むことで、鯛のタンパク質が分解されて旨みが増す。
さらに、適度な塩味が鯛に入り、魚特有の臭みを抑える作用もある。
「鯛さえ仕込んでおけば、パパっと作ることができるので、キッチンに立つ気になれない時におすすめです」。


塩麹は、米麹、水、塩を混ぜ合わせて発酵させたもの。
適度な旨みとまろやかな塩味の塩麹は、肉や魚を漬け込むのはもちろんのこと、調味料としても大活躍する。
「塩麹は材料を混ぜるだけなので、麹初心者の方にも作りやすいですよ」。
【鯛茶漬けの作り方】
①鯛に少量の塩を振りかけておく。
②ラップを広げ、昆布、鯛、キッチンペーパーをのせる。鯛全体に塩麹を塗り、ラップで包み、半日から一晩冷蔵庫で寝かす。
③鯛を食べやすい大きさに切り、好みの薬味を準備する。
④だしを温めて塩で調味し、急須に入れる。
⑤ご飯を茶碗によそい、③の鯛と薬味を盛り付け、だしをかける。

鯛(刺身用/150g)、塩麹(大さじ1)、昆布(15㎝ほど/1枚)、塩(適量)、だし(300ml)、大葉・ごま・わさびなど好みの薬味(適量)、ご飯(茶碗2杯分)