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TOP > 〈特集〉疲労のその正体と正しい休養 > 看護師経験と代替医療の知識で 心身ともに本来の姿を引き出す
看護師として長年携わってきた医療現場での経験と、その後学んだ代替医療の知識を元にしたアロマ・リンパケアサロン「uzume(ウズメ)」。
オーナーセラピストの服鳥敬子さんは、「人が本来持つ自然治癒力を引き出し、身体をあるべき姿に戻すことは、その人らしさを引き出すこと」と考える。病名がつかない症状の悩みを持つ人や、自然な方法で美や健康を手に入れたい女性から支持されている。
看護師として、また看護学校講師の経験も長かった服鳥さんは、西洋医学による治療だけが必ずしも患者の幸せではないと感じていた。 次第に代替医療に興味を持ち、留学のためオーストラリアへ。そこの終末医療の現場で、看護師がアロマボディマッサージなど、代替医療を日常的にしている姿に驚き感銘を受けた。 帰国後は代替医療を取り入れた病院で勤務。アロマを用いた施術で、患者の睡眠が深くなり闘病意欲が沸くといった効果を目の当たりにした。代替医療の可能性を確信し、公式資格も多数取得。今春にサロンをオープンした。
来店するのは「『病院では異常がないと言われるけれど、不調が続いている』という方が多いですね」と服鳥さん。 心と身体は繋がっているという考えに基づき、まずはカウンセリングで日常生活や悩みなどをじっくり聞く。高品質のアロマ精油やオイルを用い、リラックスできる雰囲気の中、優しいタッチで心も身体もほぐし、血液とリンパの流れを効率よく促してゆく。同時に食事や運動指導も行うなど、総合的なアドバイスも。代替医療とともに西洋医学の知見もあり、今でも貪欲に学ぶ服鳥さんならではの“施術”で、効果を実感している客も多い。 「最初は体調不良で来店された方が、良くなるにつれて心も前向きに。『新しく仕事を始めることにした』と聞いたときは、本当にうれしかったです」ということもあった。
今は、リンパ浮腫に効果があるとされ、ヨーロッパでポピュラーな手技療法「リンパドレナージ」を習得中だ※。育児中の母親に多い乳腺炎の緩和などのほか、むくみや冷え、美容など女性特有の悩みにも応えてくれ、国内でもニーズが高まっている。 店名は、天岩戸に閉じこもった天照大神を、明るい踊りで注意を引きつけ外に出したという女性神「天鈿女命(アメノウズメ)」が由来。「女性らしい明るさを取り戻してほしい」という思いを込めた。 「身体が健康な姿に戻れば、心もその人本来の良さに戻ります。不調の人はもちろん、自分らしく生きたい人に来ていただきたいですね」と服鳥さんは話している。 ※現在、リンパ浮腫の人への施術はしていない。早ければ来年1月、資格取得次第スタートの予定。