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TOP > 〈特集〉疲労のその正体と正しい休養 > 「人生はもっと高望みできる」病気やケガでもリハビリで改善/リハビリサロンまほろば
脳梗塞やヘルニア、事故の後遺症のためのリハビリから、腰痛や肩こりといった日常的な身体の悩みまで応える「リハビリサロン まほろば」。
オーナーであり作業療法士の資格を持つ近藤真帆さんが、病院勤務時に感じた「退院後こそリハビリが必要」という思いから独立を決意し、2021年9月に岡町にオープンした。
作業療法士として培った確かな経験や技術はもちろん、明るく前向きな近藤さんの施術で「もっと人生を楽しみたい」と前向きな気持ちを引き出してくれるとあって、早くも話題のサロンだ。
病院でのリハビリは保険適用期間が決まっており、以前から近藤さんは「入院期間中だけではリハビリの時間が足りない」とジレンマを感じていた。 「豊かな生活を送るには、むしろ退院後が大事。『歩けるようになりたい』『動かせればいい』と言う方が多いのですが、最低限の動作ができるだけで諦めてほしくないんです。お客様には『もっと高望みしてもいいんですよ』って言いたい」。この思いを胸に独立を決意した。 そんな近藤さんに励まされる人も。オープンから通う70代の男性は、「病気の影響で体を動かすことができなくなり、一時は退職も考えたのですが、リハビリのおかげで諦めずに済みました。仕事にも復帰した今では、さらに欲が出て、ゴルフができるようになりたい」と笑顔で話す。
病気やケガのリハビリだけでなく、身体全体の疲れや痛みの改善にも取り組む近藤さん。 姿勢や体のねじれの改善に効果があり、セルフケアとしても人気の「筋膜リリース」にも自信がある。 筋膜とは筋肉を包んでいる薄い膜のことで、ほぐすことで筋肉が効果的に使えるようになるもの。 筋膜が固くなる原因は人それぞれだが、近藤さんは人によって異なる「日常生活に必要な動作」に重点を置きサポートを行う。 「その場で改善するだけでは、また繰り返すことになります。日常生活の様子を聞いて、根本原因の改善についてもアドバイスします」とプロならではの視点も心強い。
白を基調とした広々としたフロアで、マンツーマンにて施術を行う。 「今はお客様にしっかり向き合えるのでうれしいですね。退院後もリハビリを続けたい人、介護保険のリハビリでは物足りない人はぜひ来てほしい」と話す。 実は近藤さん、仕事の合間を縫って、1年ほど前から趣味でキックボクシングを始めた。 「以前から興味があったので、30歳の節目を機に始めることにしました。『この歳からできるかな?』と迷いもありましたが、お客様に『リハビリをがんばろう!』と言うだけではなく、私自身も挑戦する姿を見せたい」とにっこり。 キックボクシングへの挑戦は、YouTubeにも動画を配信し、初試合で負けた時は人目もはばからず大泣き。仕事もプライベートも全力で向き合う姿に、勇気と元気をもらえそうだ。 <近藤さんのキックボクシングへの挑戦はこちらのYouTube動画から> <Instagramはこちらから> 記事作成日:2021年11月24日