食事やお酒のアテなど様々なシーンに登場するチーズ。
フランスではワインのおつまみにしたり、バゲットに挟んだりと、そのまま食べることが多いが、イタリアやスペインでは調味料感覚で使われることも。国や作り手によって、種類や味わいも多種多様。日本でも300を超えるチーズ工房があり、中には世界で評価の高い作り手も育っているとか。とはいえ、見慣れないチーズはワインのお供など、特別感があって手をつけにくいイメージ。
使い慣れたナチュラルチーズやプロセスチーズをはじめ、サラダにモッツアレラ、パスタ料理にパルメザンなど、馴染みのあるチーズ以外にも、コクや風味を加えたり、程よい塩味で、いつもの料理をワンランクアップできるチーズが盛りだくさん。
一般的に“クセが強い”と言われる山羊のチーズやブルーチーズも使いながら、チーズが身近に感じられる家庭料理を、チーズ専門家の渡辺峻己さんに教えてもらいます。
CPAチーズプロフェッショナル 渡辺峻己さん 辻調理師専門学校卒業後に渡仏し、フランス最高峰の国家職人(MOF)に認定されたチーズ熟成士の一人に師事。帰国後、フレンチの料理人、十勝品質事業協同組合の共同熟成庫管理担当を経て、日本初となるチーズ熟成士を目指す。
「チーズは低糖質・高タンパクでヘルシーなうえ、料理のバリエーションも広がるので、上手に取り入れてほしいですね」。
家族や親しい人と集まることの多い年末年始。素朴だけれど、味わい深いチーズ料理で、おもてなしの食卓に華を添えましょう。
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下記、渡辺さんが提案する各国の家庭料理で振る舞われるチーズのレシピ。
クリックすると見られます。
インドの家庭料理パニール
スペインのイビザ島のチーズケーキ“フラオ”
貝とブルーチーズの酒蒸し
ラクレットのアッシパルマンティエ