偶然見かけた日本拳法がきっかけで格闘技の世界に
スポーツ一家に生まれた赤林檎さんが、格闘技に興味を持ったのは10代の頃。家族みんなで卓球をするために訪れた体育館で、偶然見かけた日本拳法に心を奪われたという。「これだ!って心の中で思いました」。以降、日本拳法を学び、高校1年生のとき、西日本学生選手権で準優勝という好成績を残し、大学にはスポーツ推薦で進学。第21回白虎会優勝大会で優勝するなど、ますます格闘技に魅了されていった。
「戦うことが何にも代えられないくらい好きです。自分はどこまで強くなれるのか、世界にはどれくらい強い人がいるんだろう、とよく考えます。まだまだ知らない強い人たちと戦って一番になりたいという思いから、どんどんのめり込んでいきました」。不動産会社への内定が決まっていたものの、「もっと別の格闘技にも挑戦したい」との思いから、格闘技の道を選択。2018年には総合格闘技でプロデビューを果たしたが、「リーチの長さや打撃の強さといった自分の良さを生かしたい」と、2020年にボクシングへ転向した。