
何から手をつけていいかわからない「相続」のことを はじめの一歩から丁寧に
メガバンク、大手証券会社、外資系保険会社など金融業界の現場で17年にわたり培ってきた知識と経験をもとに、お金について安心して相談ができるコンサルティング業を立ち上げた松本恵さん。主に相続コンサルタントとして多方面で活躍中。相続は複雑で面倒なものだからこそ、専門的な難しい用語を極力使わず、相談者の困りごとに寄り添い、より良い未来へ繋ぐことをモットーにしている。
金融機関や企業に所属していては、自社金融商品の提供が重視されるのは必然。「このままでは相談者の悩みに寄り添うことは難しい」との想いを強くした松本さん。「金融商品を販売しない」と大胆な方向転換を行い、キャリアをリスタート。中立の立場でトータルサポートを行う最初の窓口になろうと考え、法律・保険・不動産など様々な分野のプロとタッグを組んだ。相談者の悩みに合わせて専門家を使い分け、紹介ができる仕組みを確立。商品の販売をしない立場になったことで、相談者の方たちがオープンに話をしてくれるようになったという。


学資保険や住宅ローン、老後の貯蓄、遺産相続と、人生においてお金の問題は常につきまとうもの。複数のことが絡み合っている状況も多く、また、解決すべき問題に気づいていない人もいるため、相談者へのヒアリングは特に丁寧に行う。時には家族会議に呼ばれることも。「お子様や配偶者のいない方、親族が海外にいる方、それによって抱える悩みはご家庭ごとに違います。普段のコミュニケーションが良好でも、財産分与の話題を気軽にできる人は少ないはず」と、そのきっかけを提供するのも松本さんの仕事だ。
10月22日(木)[会場・クロスパル高槻]、28日(水)[会場・千里ライフサイエンスセンター]の「生活向上セミナー」に登壇。「心おきなく生ききるために、争いや心配の種をなくし、財産だけでなく想いを未来の家族に繋ぐことが私たちの目指すゴールです」と松本さん。「うちは大した財産がないからと思わず、大切に貯めたお金が遺せるような置き方ができているのかをチェックするつもりで、セミナーにお越しください」。この先、何が起きるかわからない世の中を実感する今だからこそ、先延ばしにせずに向き合いたい。

相続コンサルタント 松本 恵さん(株式会社繋ぐコンサルタントオフィス)
