
地元の秋野菜を取り入れた簡単おしゃれレシピ①キッシュ
まずは、高槻の秋野菜の目玉とも言えるしいたけを使ったキッシュ。キッシュとは、フランスの郷土料理で、パイ生地に卵や生クリームを混ぜた生地を流し入れて焼いたもの。「より手軽に作ることができるように、パイ生地を使用せず、耐熱容器に生地を流し入れて作ります。卵、チーズ、生クリームとまろやかな味わいとしいたけのうま味が楽しめます」。キッシュというとおしゃれで、作るのが難しいと思いがちだが、坊垣さんのレシピではより簡単に作ることができる。冷蔵庫で保存もできるので普段の一品にもおすすめの一品だ。
「高槻しいたけセンター」の渡邊さんが作るしいたけは、国産原木を使った原木栽培で、天候に左右される自然栽培は、とても手間がかかるそう。その品質の良さが認められ、昨年の天皇陛下即位の儀式「大嘗祭」に大阪府特産物に選ばれたほど。「肉厚で香りがよく、うま味もたっぷりのしいたけを使うことで、歯ごたえのある食感がアクセントになり、味に深みが増します」。


【しいたけのキッシュの作り方】
①しいたけは薄切りにする。小松菜は1㎝のザク切りにする。
②玉ねぎは薄切りにし、ベーコンは5㎜幅の棒状に切る。
③フライパンにオリーブ油を中火で熱し、玉ねぎを炒める。
④玉ねぎがしんなりしたら、ベーコン、しいたけ(4枚分)、小松菜を加え、さらに炒める。
⑤ボウルに卵を溶きほぐし、生クリーム、牛乳、粉チーズ、溶けるチーズ、塩、こしょうを加えてよく混ぜ、粗熱のとれた④を加えてさらに混ぜる。
⑥耐熱容器に卵液を流し入れ、残りのしいたけをのせる。180℃に予熱したオーブンで20~25分焼く。
⑦仕上げに粉チーズ(分量外)を振りかける。
捨ててしまいがちな、しいたけの軸にはうま味がたっぷり詰まっているという。「石突きの硬い部分だけを切り落として、軸は薄切りにして使いましょう」。そして、玉ねぎはじっくり炒めること。「特有の甘みや香りが出てくるので、弱火~中火で焦げないように炒めてください」。

しいたけ(6枚)、小松菜(1株)、玉ねぎ(1/2個)、ベーコン(ブロックタイプ45g)、オリーブ油(小さじ2)、卵(3個)、生クリーム(1/4カップ)、牛乳(1/4カップ)、粉チーズ(10g)、溶けるチーズ(30g)、耐熱容器
上記で紹介している、しいたけを使ったキッシュのレシピを動画で紹介。