高槻市
茨木市
摂津市
吹田市
豊中市
箕面市
池田市
グルメ
社会
子育て・教育
健康・医療
ビューティー
カルチャー
コラム
生活
イベント
地域情報紙「City Life」が発信する地域密着のニュースサイト
地域から選ぶ
PICK UP
TOP > 図書館の中に新幹線!?『健都ライブラリー』開館当日レポ > 図書館の中に新幹線!?『健都ライブラリー』開館当日レポ
本日11月11日(水)、北大阪健康医療都市〔通称:健都〕内に『吹田市立健都ライブラリー』がオープン!「健康・医療」をキーワードに掲げ、新しい図書館の在り方を示す最新施設を、編集部が取材してきました。
式には後藤圭二 吹田市長のほか、市議会議長の木村裕氏や副議長の後藤恭平氏、原田勝 教育長も列席。 冒頭で後藤市長は「暗いニュースが多く、皆の気持ちも沈みがちな中、こうした前向きな取り組みが始まることを嬉しく思います」と挨拶。
続けて、「ここは基本的に図書館ですが、さまざまな機能を入れ込んだ“ライブラリーエンターテインメント”が楽しめる場所です。“これとこれが一緒やったらこんなこと起こるのになぁ”というものを実践し、これからの社会の姿を表しています。このライブラリーを大いに利用してもらい、かわいがっていただければ」と語りました。
報道陣からの「図書館に新幹線を入れようという発想は珍しいのでは?」という質問に、「社会における“縦割りの打破”の象徴というか、まちづくりに“あそび”があってもいいのではないかと思ったんです」と、笑顔で答える後藤市長。
多くの市民も詰めかけており、注目度の高さがうかがえました。 この『健都ライブラリー』は、通常の図書館機能に加えて、健康への「気づき」「楽しみ」「学び」をコンセプトとした書架や健康測定器などを設置し、多世代が集い、交流できる場を目指しているとのこと。
特出して目に留まるのは、やはり「0系新幹線の先頭車両展示」! 2008年12月にラストランを終えた初代新幹線「0系」。2009年6月にJR西日本から吹田市に譲渡された「最後の0系」がこんなにも間近で見れるとあって、カメラを持った鉄道ファンも集まっていました。
客席の座椅子を半分撤去した展示室では、かつての吹田操車場を中心とした写真パネルなどが紹介。 旧国鉄操車場があった場所に建てられた図書館にふさわしく、吹田の歴史をしっかりと伝えています。
こうした「すいたメモリアルコーナー」(0系新幹線展示スペース)以外にも、1階では健康・医療・スポーツコーナーや博物館展示、さらにはカフェまでも完備!
健康応援コーナーでは、ノルディックウォーキング体験などもできるうえ、健康器具も自由に使用可能。使い方がわからなくてもトレーナーがレクチャーしてくれるので安心です。
カラダづくりから衛生学、子ども向けのトレーニング本まで、健康やスポーツに関するさまざまな本が揃う本棚。
本の自動貸出機から・・・
読書除菌機まで!
昨年ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏の言葉が定礎板に刻まれています。 ちなみに壁など、施設の随所で使われている木材は森林環境譲与税を活用し、国産材を用いて作られているのだとか。持続可能な社会を考え、環境のことまでも配慮された図書館です。
2階には一般書や児童書、絵本・紙芝居が並べられているほか、子育てコーナー、おはなしのへや、多目的室などがあります。
ああ、、、いい。。
2階から公園に続く階段。家族で一日中楽しめそう! 【あとがき】 このタイミングで開館する意義、そしてこの地に建てられた意味を感じられました。楽しみの中に学びの要素を盛り込み、それが市民の健康やシビックプライドの醸成につながっていく・・・。まさにこれからの公共施設の新たなカタチを表現している素敵なライブラリーです。 編集部/わっちゃん