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【フカボリ調査室】フィンランド発祥のスポーツ「モルック」で地域コミュニティの活性化を図る(取材:編集部 みづ)

2021.04.13

以前にスケートボードやボルダリング、BMXなどオリンピック種目として話題のスポーツを取材しました。どれも楽しく、奥深い競技であることを実感したと同時に、世の中にはまだまだ知られざるスポーツが多く存在するのではないかと思いました。

そんな中、お笑い芸人・さらば青春の光さんの公式YouTubeで、メンバーの森田さんが「モルック」という謎の競技をしている姿を偶然にも視聴。フィンランド発祥のスポーツで、シンプルな内容とゲーム性の高さに魅了され、気づいたら色々と調べていました。

 

巷で話題のモルック

 

すると、SNSでひたすらモルックの動画を投稿している「たかつきモルック倶楽部」というアカウントを発見。興味が湧いた私は早速取材に行ってきました。

 

 

 

気さくに取材へ応じてくれた、代表のこうのきよしさん(写真左)

同チームの代表はなんと、こうのきよしさん。

「芸人時代の後輩にあたる森田くんの動画を見て、自分もたくさんの人にその魅力を発信したいと思ったのが、チームを立ち上げたきっかけですね」と、こうのさん。チームを立ち上げたのは昨年12月。日本各地でモルックの普及活動をしている団体やサークルはあるが、高槻には無かったのも一つの理由だそう。活動は月に4、5回ほど不定期に安満遺跡公園などで開催し、モルックを通じて地域コミュニティの場を設けているようです。誰でも参加自由、老若男女問わず、これまで延べ100人以上が参加したとのこと。

 

こうのさんの計らいで私も実際にモルックを体験。

左)実際に使用するモルックとスキットル  
右)じゃんけんでチーム分け

 

ルールは、2チームに分かれて交互にモルック(木の棒)を投げ、1~12までの数字が書かれた的(スキットル)を倒すだけ。倒れた数が1本の場合は的に書いてある数字(7の的を倒したら7点)が加算、倒れた数が複数の場合はその本数(3本倒れたら3点)を加算。
合計で50点ピッタリにしたチームの勝利という、至ってシンプルな内容。

左)スタート時は並べたスキットルから3~4m離れた地点から投擲 
右)スキットルはそれぞれ倒れた地点で立て直すため、フィールドがランダムに広がっていく

 

なお、50点を超えてしまった場合は、25点からリスタートして競技が継続され、3回連続で的に当たらなかった場合はその時点で敗北となります。
実際にやってみると、意外と力加減が難しかったものの、コツをつかめば初心者でも楽しめることがわかりました。

左)残り数点で50点に到達するこうのさんチーム。念入りに作戦会議
右)狙い通りの投擲が出来ずに失敗。悔しさが抑えられないこうのさんチーム

 

「適度に体を動かすのと、得点の計算も同時にするので、小さいお子さんの勉強や、運動不足の大人も楽しめますよ」と話すよう、じわじわとブームになりつつあるモルック。
青空の下、仲間と一緒にモルックを楽しむ人が増えることを願い活動を続ける、たかつきモルック倶楽部の今後に要注目です。

 

たかつきモルック倶楽部立ち上げメンバーのみなさん

 


★たかつきモルック俱楽部の次回活動日などは、
公式Instagramアカウント@takatsukimolkkyclub をチェック

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。