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池田の魅力を広めたい 映画「池田に風カヲル」が今夏公開

2021.05.26

今夏、池田市内で短編時代劇映画「池田に風カヲル」が封切られる予定だ。

舞台は室町時代、摂津池田に織田信長の軍勢が迫る中、池田軍の影で甲賀忍者が活躍していた―というストーリー。池田市城山町の一部は、1944年に合併されるまで「甲ケ谷町」という集落で、元は「甲賀谷町」と呼ばれていた。「史料によると町中に池田城家老の『伊賀屋敷』があったと記されていた」という。「甲賀」に「伊賀」といずれも忍者を連想させるキーワードだ。忍者が活躍した戦国時代、池田も忍者に関わりがあったのかもしれない―。

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そんなロマンをスクリーン上で叶えた映画「池田に風カヲル」が、いけだ市民文化振興財団と甲賀市の協力の元、企画の趣旨に賛同した池田の町を愛する人たちで制作された。監督は、池田で歯科を営みながら、自身のスタジオで時代劇ワークショップを開いている「プロジェクト斬」の代表・大内千里さんだ。

脚本、出演を手掛ける大内千里さん

大内さんの師匠は、テレビドラマ「水戸黄門」で有名な故・井上泰治監督だ。ワークショップに毎回足を運んで指導し、池田を舞台にした映画制作を勧めたのも井上監督。昨年末に亡くなる直前まで、映画のアドバイザーとして大内さんへエールを送っていた。

大内さんは「『ダメなものはつくるな』という井上監督の言葉通り、衣装・カツラ・効果音など全てをこだわり抜いた」と感慨深く語る。「殺陣は芝居」という教えが活かされた殺陣のシーンはかなり見応えがある。

今回の映画が5作目となる大内さんは、常に「人間が一番愛おしい」をテーマにしている。「忍者も一人の人間として生きている」ことを表現するため、必ず「食」のシーンを入れるという。「生きるには食が必要でしょ? そのためには歯が必要。だから私の本業は歯科医なんです」と大内さんは笑顔で語る。

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脚本も役者自身の個性から物語を生み出し、決して代役は立てなかった。だから役者それぞれが役柄に誇りを持ち、生き生きとしているそうだ。大内さんの人を大切にする姿勢に惹かれ、撮影チームが誰一人欠ける事なく増え続けているのも納得である。

「この映画を通して、池田に歴史があること、池田の時代を作ってきた人達を知ってほしい」。人を、そして時代劇を撮り続けたいと願う大内さんと、一緒に池田を盛り上げたい撮影チームは、そんな想いをこの映画に託す。

池田市民文化会館「アゼリアホール」(池田市天神1)や、ロケ地となった甲賀での上映を予定するほか、映画祭への出展も計画している。※コロナの状況によって予定変更の可能性あり。

予告動画はこちら。

 

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