あなたのまちの素敵な景観を教えて!「吹田市景観まちづくり賞」
2021.05.31
吹田市が今年で第4回目となる「吹田市景観まちづくり賞」の募集を発表しました。受け付けは6月21日から8月20日まで。
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公式ホームページによると、吹田市では市民や事業者さんの景観まちづくりに対する意識を高めたり、景観の質を向上させることを目的として賞を実施。1年に1回開催しているのかと思ったのですが、市のサイトを見てみると第1回は2000年、第2回は2002年、第3回は2009年とありました。今回はなんと12年ぶりということになります。
第1回目と2回目は3部門で、第3回でリニューアルして2部門となっています。今回はより細分化して最も多い5部門。過去の受賞作品とともに見ていきましょう。
「第4回 吹田市景観まちづくり賞」のチラシ
<建築部門>
「意匠や携帯、色彩、材料等のデザイン性に優れているもの」「周辺の自然やまちなみに調和しているもの」など。第3回の「まちなみ部門」をさらに細分化して設置された部門のようです。
第3回受賞作品は「公益社千里会館」。審議委員会のコメントには「洗練されたデザインと緑の豊かさで演出するとともに、敷際での緑化や見え方にも配慮し、周辺の閑静な住宅と調和させています」とありました。
<屋外広告物部門>
「視覚的な広がりがあり、優れたデザインであるもの」「周辺の景観と調和しているもの」など。こちらの部門も今回から新設されたようです。過去の受賞作品として「第2回都市景観賞作品部門」の「JR吹田駅から見たアサヒビールの緑とサイン」が紹介されています。
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<敷際(しきぎわ)部門>
「視覚的な広がりがあり、優れたデザインであるもの」「周辺の景観と調和しているもの」など。
「敷際」って聞きなれない言葉だな…と思って調べてみたところ、吹田市の同じ部署が作成した資料がヒットしました。それによると
敷際=通りに面する敷地境界部分
とのことで、つまり玄関やアプローチ、柵に塀、擁壁などを指します。花や木を植えるなど、各家庭でできそうな取り組みです。
<まちなみ部門>
「適切な緑化により、魅力あるまちなみを形成しているもの」「周辺のまちなみとの調和に工夫しているもの」など。
第3回受賞作品として「高町台のまちなみ」が紹介されています。
<活動部門>
「景観に対する意識の向上に寄与する活動のもの」「活動が継続的で景観まちづくりにつながっていくことが期待できるもの」など。景観や建物が並ぶなか唯一、人や団体が対象となります。
第3回受賞は「吹田歴史文化まちづくり協会の活動」でした。
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気になる部門は見つかりましたか?
毎日のように目にして当たり前のような景色でも、他の場所の人からすると、新鮮だったり美しく感じるかもしれません。自分のまちの魅力を再発見できる機会にもなりそうです。
応募対象は部門によって「概ね2009年以降に新築、改築、外観の模様替えなどが行われたもの」など、ちょっと気を付けるポイントもあるようです。詳しくは市のサイトを参照ください。
吹田市「第4回吹田市景観まちづくり賞」
記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。