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摂津市教育委員会 YouTubeチャンネルで授業など活動紹介

2021.07.24

2019年12月に文部科学省が発表した「GIGA(ギガ)スクール構想」。2023年までに小中学校で学習用端末を1人1台導入し、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、子供たちを誰一人取り残すことのない環境を実現することを目標としている。これに伴い、各自治体で独自の取り組みが行われている。今回は摂津市を紹介しよう。

※トップ画像は摂津市教育委員会の公式YouTubeチャンネルのスクリーンショット

 

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摂津市では教育委員会の公式YouTubeチャンネルで、小中学校でのGIGAスクール構想に関する活動を報告している。チャンネル開設直後の昨年9月には、モデル校としてiPadを導入した小学校の授業の様子がアップされており、新しい授業に取り組む子どもたちのリアルな反応が見られる。このほか、プレゼンテーション用のアプリ「keynote(キーノート)」を用い、子どもたちで作成した資料で修学旅行報告も行われている。

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市公式HPでは「ICT教育推進リーダー」を務める教諭についても紹介。ICTを活用した自身の授業内容を資料にまとめたものが掲載されている。

今年5月には市教育委員会の指導主事が教育家庭新聞社主催のオンラインセミナーで登壇。この内容もYouTubeチャンネルにアップされている。その内容によると、2016年のICT導入時から現在に至るまでの進捗状況、授業で使っているアプリを紹介。また、市で利用する「健康管理アプリ」で毎日の体温や体調を自宅からデータ送信することで、朝の授業前に行う作業が短縮されたという。

YouTube「摂津市教育委員会チャンネル」より「26 GIGAスクール構想概要版 宗木指導主事20210520」

 

【参考】

摂津市公式HP「摂津市GIGAスクール構想」

YouTubeチャンネル「摂津市教育委員会チャンネル」

 

記事内の情報は取材当時のものです。記事の公開後に予告なく変更されることがあります。