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学生のアイデアから商品化 ラグビーボール形のメロンパンコンテスト

2019.09.10

ラグビーW杯2019の試合会場となる神戸で地元とラグビーを盛り上げようと「第2回オリジナル神戸メロンパンコンテスト(主催:コープこうべ)」が実施された。中学・高校・大学・専門学校から参加を募り、17チームによる最終選考会が7月20日(土)に行われた。

 『神戸メロンパン』は、白餡やクリームの入ったラグビーボール形のパンのこと。1952年にコープこうべのパン職人が当時流行のオムライス型を利用したのが始まりで、マクワウリに似ていることから“メロンパン”と呼ばれるようになった。

 審査はパン業界のプロによって行われ、最終的に6つのチームを各賞に選出。最優秀賞は『ゴマッ娘 AMK(兵庫栄養調理製菓専門学校)』の「ラグビーボールゴマの助」。ゴマ団子から着想を得て「じわっ、もちっ」の食感を実現。黒ゴマペーストの餡に、キャラメリゼしたくるみがアクセントだ。審査員は「圧倒的な支持だった。揚げているのにサラッとして非常に好評だった」と評した。優秀賞は『Fairecuire~料理人~(育成調理師専門学校)』の「ピーチティーメロンパン」。ラグビー日本代表エンブレムのモチーフの桜を真ん中に配し、餡は大きい果肉が入った桃ジャムを使用。審査員から原価率の問いに困惑、笑いが起こる場面も。

 コープこうべ・伴理事は「若い方と企業のつながる場、そこに神戸メロンパンとラグビー応援があってうれしい。受賞しなかった商品も種々の目線にとても感心した」と普及を願った。商品化されるコラボ商品は10月5日(土)から販売予定。

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