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豊中市が災害時にWi-Fiを無料開放 避難所開設時の小中学校で利用可能に

2022.03.03

豊中市は、大規模地震などの災害発生時に、市立小中学校(市内57カ所)の体育館などを避難所として開設する際、Wi-Fiを無料で利用できる環境を整備した。これにより、情報収集や連絡の手段が限られる災害時の避難所でも、避難者が安定したインターネット通信を利用できるようになった。

豊中市立小中学校の体育館・運動場にてアクセスポイント(各校の体育館に2カ所と運動場に1カ所の計3カ所)を設置し、アクセスポイントごとに最大80台の端末が同時接続可能で、個人のiPhoneやAndroid端末などから接続可能となる。セキュリティ環境についても、校内ネットワークへのアクセスや同一ネットワーク内の端末間での通信を制限することで確保する。

また、昨年12月には株式会社スギ薬局(本社:愛知県大府市)と「災害時における物資等の供給に関する協定」を締結し、医薬品や食料品などの不足を防ぐとともに、洪水や高潮の発生または発生のおそれがある場合に緊急避難場所となる「洪水・高潮避難ビル」も増やして、地域住民などが使用できるようにしている。

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