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藤井五冠が対局のおやつに。高槻市の「はにたん最中」に注文殺到

2022.03.05
「はにたん最中」を手にする店主の丸野さん。

 

高槻市のマスコットキャラクター「はにたん」をかたどった「はにたん最中」に全国から注文が殺到している。

第71期王将戦七番勝負第2局2日目が、1月23日、高槻市の旅館「山水館」で行われた。最年少五冠を達成した藤井聡太新王将が午前のおやつに「はにたん最中」を選んだことで、店への注文が急増。3日で2000個が完売する人気ぶりだ。

最中を製造・販売するのは高槻市の和菓子店「薩喜庵」。店主の丸野裕志さんが、コロナ禍で入学式や卒業式などイベントが中止されるなか「何か子どもに喜んでもらえるものを」と昨年10月から販売を始めた。

最中は、高槻産の糸寒天を使用した自家製の粒あんを「はにたん」型の皮で挟んだもの。丸野さんは藤井新王将が選んだことを「東京のお客さまからのお問い合わせで知った」と言い、その後100件を超える電話やメールの注文に驚いたという。地元でも購入に訪れる客が相次ぎ、品切れ状態が続いていたが、2月5日から販売を再開した。丸野さんは「良いものを作らせてもらい、喜んでいただけて私自身うれしい」と話している。

パリッとした皮の食感が楽しめるよう皮と粒あんが別々になっている。

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