池田市で災害時にも活用できる満寿美公園がオープン

昭和31年に計画決定し、整備が進められてきた池田市満寿美町にある満寿美公園。普段の公園利用だけでなく、災害時でも安全に、安心して利用できるように、さまざまな機能を取り入れた公園が4月にオープンする。

公園ができるエリアは、カップヌードルミュージアム 大阪池田や法務局、簡易裁判所などの施設が集まる閑静な住宅街で、これまで大きな公園が近くになかったという。そこで、元々家屋だった土地を整備し、近隣住民の意見も取り入れた公園の整備に取りかかった。同公園は当初、昭和31年から計画が始まったが、実に66年越しの完成となった。

 

公園全体は緩やかな丘のような形状で、四方をマンションに囲まれた空間の中で、どこから見ても死角が少ないデザイン。トイレは、誰もが利用しやすいように設置している。また、スライダー遊具のほか緩やかなを利用して、座る、寝転ぶ、遊ぶとったさまざまな方法で楽しむことができる。地面も、転んでもけがをしにくいよう柔らかい素材を使うなど、幅広い世代から親しまれる公園になるよう工夫されている。

さらに、普段の暮らしの憩いの場となるだけでなく、災害にも対応した防災施設としての機能も備えている。災害時には避難地として活用できる。

 

池田市公園みどり課の担当者は「今後は移動式の遊具など、楽しい仕掛けも検討し、持続可能な公園を皆さんと一緒につくり続けていきたいと考えています」と話してくれた。

 

＜問い合わせ＞
TEL:072-754-6275（公園みどり課）

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